クイズで学ぶ孫子―最高の戦略教科書 実践編

守屋 淳/田中 靖浩【著】

日経ＢＰＭ（日本経済新聞出版本部）（2014/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 214p／高さ 19cm
• 商品コード 9784532319649
• NDC分類 399.2
• Cコード C0034

内容説明

ビジネスから人間関係まで、「孫子」活用のポイントをクイズで解説！名著の正しい読みかた・使いかたを身につけよう！

目次

第１章　まずは「不敗」を築け―徹底的に己を知り、生き残るための８問
第２章　「白黒つける」ための基本―戦略を考えるうえでの必須事項を知る６問
第３章　油断を誘い短期決戦で片付ける―相手の不意をつき、消耗する前に勝利するための５問
第４章　「主導権」を握って「各個撃破」で勝つ―「利と害」で敵を操り、強大な敵を分散させるための５問
第５章　勢いのつくりかた―組織のエネルギーを高め、大きな力を出させるための５問
第６章　組織を率いる極意―チームワークを高め、統制をとるための６問
第７章　情報を最大限に活用する―大切な情報量を選び出し、行動に結びつけるための５問

著者等紹介

守屋淳［モリヤアツシ］
作家・中国古典研究家。１９６５年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手書店勤務を経て、現在は中国古典、主に『孫子』『論語』『老子』『荘子』などの知恵を現代にどのように活かすかをテーマとした、執筆や企業での研修・講演を行う

田中靖浩［タナカヤスヒロ］
田中公認会計士事務所所長。１９６３年三重県四日市市出身。早稲田大学卒業後、外資系コンサルティング会社を経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー、講演、書籍の執筆、新聞・雑誌の連載などで活動中。最近では、落語家ほかとの共演イベントを開催するなど活動の幅を広げている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ユーユーテイン]

孫子の兵法のエッセンスを、現代のビジネスシーンを題材にしたクイズで学ぶことができる。魏の曹操や武田信玄など、孫子の熱心な信奉者がなぜ天下を取れなかったのか不思議だったが、それは孫氏の兵法が戦いを避けることを最善とし、負けないことを目指す戦法だったということが影響しているのかもしれない。有名な「百戦殆(あやう)からず」という言葉も、勝つでも負けないでもないということにも改めて気付いた。孫子の考えは現実的で、合理的なのだ。生き延びるための強かな戦法はいつの世にも生かせるものだと思った。

2015/01/13

[柔]

2500年前に孫武に書かれたとされる孫子。なぜ今まで読み継がれているのか？2500年前の戦略本をどう現代にいかすのか？がクイズ形式で描かれていてスッキリ入ってくる。「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」有名な一文だが、これはビジネスに言い換えれば彼は客、己は会社。銀行からの信用を得る為に、普通の計画書以外に想定外の場合の計画書を提出した。麻生さんはマイクトラブル後の第一声が「やっぱりな。日本製じゃないわけだ」とジョークを飛ばす。準備を最大する事。不慮の時に対応できるか？正反対だが、この２つかな。

2021/12/14

[或るエクレア]

軽い気持ちで手にとってみた。さくさく読める。読んでよかったと思う点は、孫子の兵法がどんな目的のために書かれたかという「前提条件」を知ることが出来た点。つまり群雄割拠の戦国時代で「生き残る」ための教えであって、天下統一したりライバル社に勝つための教えではないということらしい。この先孫氏を考える上で何か足場になる物を頂きました。

2016/11/19

[forest rise field]

難しい古典の入門書、玄関口みたいでした。時代が経っても人の解釈の仕方で、いいようにも悪いようにも応用が効かせられる。身近なクイズを通じて孫子の世界がどんなものか少しは知ることができた。もっと本格的なものを読みたくなりました。

2016/04/20

[べっち]

★★★★初めて孫子の本を読んだ。この本はクイズ形式で楽しくすいすい読むことができる。解説も分かりやすいが、一つ一つの解説が短いのが残念。かなり初心者向けなので孫氏系の本を読んだことがある人は読む必要がないかもしれない。読んだことない人にはオススメ！アサヒとサッポロの話、ネッツトヨタ南国の話、ハンニバルの話はとても勉強になった。他の孫氏の本も読んでみたい。

2014/11/22