内容説明
リスク評価、行動規範の策定から、モニタリング、社内調査、デジタル分析まで不正防止の世界標準。グローバル化、電子化により複雑になる不正の数々。その具体的な予防策と発見・対処法を、豊富な実例を交え徹底解説。
目次
第1部 不正の理解(資産の不正流用;財務報告不正)
第2部 その他不正の種類および違法行為の理解(贈賄および汚職;マネーロンダリングと貿易制裁;政府に対する規制とインサイダー取引)
第3部 効果的なコンプライアンス・プログラムのフレームワーク(持続可能な価値のための総合的・包括的なコンプライアンス・プログラム)
第4部 不正・不適切な行為の管理モデル―予防、発見、対処(予防:リスク評価;予防:行動規範、コミュニケーションと研修;予防:コーポレート・インテリジェンス;発見:不適切な行為の報告のメカニズム;発見:監査とモニタリング;対処:調査;対処:政府和解合意;対処:電子保存情報の復元、再現および分析)
著者等紹介
ジジェンティ,リチャード・H.[ジジェンティ,リチャードH.][Girgenti,Richard H.]
企業における不正と不祥事に関する調査、リスク管理に関し35年以上の経験を有する。KPMGの米国内と米州地域のフォレンジック部門統括でKPMGフォレンジックのグローバル運営委員会の委員。米国および米州地域のKPMG元理事。KPMG入所以前はニューヨーク州検察官として、ニューヨーク州刑事司法部長、ニューヨーク州刑事司法サービス委員長を歴任。ジョージタウン大学法学部卒業。公認不正検査士。刑事司法制度、ホワイトカラー犯罪等に関する執筆多数
ヘッドリー,ティモシー・P.[ヘッドリー,ティモシーP.][Hedley,Timothy P.]
米国KPMG LLPのパートナーでKPMG不正リスクマネジメント部門のグローバルリーダー。不正と不祥事の予防、発見、対処についての広範な経験を有する。米国KPMGでは法務・コンプライアンス委員会に所属し、倫理規程・調査規程強化委員会の座長を務めた。ニューヨーク州立大学オールバニ校で行政経営学の博士課程修了。公認会計士。公認不正検査士。米国公認会計士協会会員(AICPA認定法廷会計士)。フォーダム大学の非常勤助教授
知野雅彦[チノマサヒコ]
世界4大会計事務所の一角を占めるKPMGのメンバーファームである株式会社KPMG FASの共同代表パートナーとして、フォレンジック、M&A、事業再生等のアドバイザリーサービスを統括。公認会計士。慶應義塾大学大学院特別招聘教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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