流通業の「常識」を疑え!―再生へのシナリオ

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532316808
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C3034

内容説明

日本の家計消費は、落ち込んでいない。これまでの固定観念を捨て、激変する消費動向に対応せよ。ロードサイドからレールサイドへの大転換。

目次

第1章 「縮む家計消費」の嘘(過去二十年間、家計消費は決して減っていない!;「衣食」が「情報」に取って食われる;単身世帯の増加と高齢化で、消費はどこへ向かうのか)
第2章 変化対応に遅れた総合小売業(失われた四・一兆円―「五十貨店」戦略はなぜ失敗したのか;「老朽化」と「カテゴリーキラー」がGMSを消滅させる;総合小売業者は「名プロデューサー」であれ!;なぜかくも売場が過剰になったのか)
第3章 専門小売業躍進の光と影(専門店台頭の深層;何が「圧倒的勝ち組」を生んだのか;食:食品スーパーの躍進と飽和するコンビニ;住:「群雄割拠」から「全国制覇」の争いへ)
第4章 ロードサイドからレールサイドへ(日本の人口は再度都市部に集中する;人口集中のメリットが増大する理由;高人口密度を支える日本の鉄道輸送網;台風の目となるJR東日本と東京地下鉄;海外展開は小売業の活路となるのか)

著者等紹介

松岡真宏[マツオカマサヒロ]
フロンティア・マネジメント株式会社代表取締役。東京大学経済学部卒。(株)野村総合研究所やUBS証券会社などで十年以上にわたり、小売・流通業界を担当する証券アナリストとして活動し、日経アナリスト人気ランキングなど国内外複数の小売アナリストランキングで1位を獲得。UBS証券会社在籍時には1999年に株式調査部長兼マネージング・ディレクターに就任し、国内株式市場における同社株式調査部の総合ランキング順位の大幅アップにも貢献

中林恵一[ナカバヤシケイイチ]
フロンティア・マネジメント株式会社常務執行役員コンサルティング第1部長。明治大学政治経済学部卒。(株)勧角総合研究所及びUBS証券会社にて十年弱の証券アナリスト経験を有し、一貫して小売・流通業界を担当。UBS証券会社在籍時は株式調査部エグゼクティブ・ディレクターに就任し、2001年・02年には二年連続で日経アナリスト人気ランキングの小売り(専門店)部門1位のアナリストとして活躍。書籍・雑誌への寄稿も多数行う。2003年に(株)産業再生機構へ移籍した後は、プロフェッショナル・オフィスのシニアマネージャーとして、流通業を中心に数多くの再生案件に関与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ありんこ

5
日本の流通業の歴史、消費スタイルの変遷、家計消費の内訳の推移など、常識と違う方向から情報をみることで、意外な事実がわかる。少子高齢化の流れの中、レールサイドに消費行動の中心が移ると予測。興味深く読みました。2012/02/17

tk_wally

2
☆5:投資対象としての小売業という観点からみたとき、参考になるTipsが散りばめられている。悲観的にしか捉えられれないことの多い小売業にもやり方次第では未来があるのではと思わせてくれた。2012/03/27

ハザマー

2
誰がユニクロ、しまむらの独走を阻止するのか。ロードサイドからレールサイドへ、都市の経済は鉄道網に依存する。なるほど、今後の流れを先読みする一冊。2012/02/08

sakutto

1
SM業界は上位寡占化が進まない業界構造があったが、今後は大が小を飲み込む形から優良企業同士の合従連衡へというのはまさにその通り。小売大手のアジア進出が遅れているのは痛手。日本国内はレールサイド化にシフトという戦略もベースは鉄道が高度に発達しているおかげ。鉄道と小売をセットで輸出というのもなるほどなと思った。2012/07/16

牧神の午後

1
家計調査をモトにした単なる消費不況を喝破した第一章はまさに鋭い切れ味で、続く百貨店やGMSの凋落を描く第二章も非常に示唆に富んでいる。ただ、第四章のロードサイドからレールサイドへの移動は行っていることは納得できるが、そこで展開されるのは旧来の百貨店ではない、something newが必要なはずなのだけど、そこが明確でないのが残念。2012/03/08

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