ジャスト・イン・タイムの人材戦略―不確実な時代にどう採用し、育てるか

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532316532
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0034

内容説明

きわめて不確実な経営環境が、人を育てにくくさせている。内部人材の育成には、「この先、人材が過剰になるかもしれない」「せっかく投資をしても、辞められてしまうかもしれない」といったリスクが常につきまとう。一方、社外人材の採用は、高くつくうえ、組織固有のニーズにうまく応えられない。最大の敵である「不確実性」を取り除き、人材ニーズをコスト効率よく満たすにはどうすればよいか。そのための4原則を提唱する。

目次

いま、われわれが直面している問題
1 なぜ、伝統的な人材マネジメントはもはや機能しないのか?(これまで、どう発展してきたか;ひとつの時代の終わり)
2 オンデマンド人材モデル―需給をマッチさせる4つの原則(内製か調達か―予測が外れた時のリスクを最小化する;人材需要の不確実性を最小限に抑える;人材育成投資のリターンを高める;内部市場を活用する―人材と仕事のマッチング;オンデマンド人材モデルの可能性と課題)

著者等紹介

キャペリ,ピーター[キャペリ,ピーター][Cappelli,Peter]
ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授(経営学)。同校人材研究センター所長。全米経済研究所(NBER)研究員も務める。コーネル大学で労務管理学の学士号、フルブライト奨学生として留学したオックスフォード大学で労働経済学の博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア大学バークレー校、イリノイ大学で教鞭を執り、現在に至る。これまで、米国連邦教育省やブルッキングス研究所、シンガポール労働省、バーレーン王国など数々の政府・民間研究機関で、雇用や教育政策面での提言を行っており、GMやUSXなど民間企業でのコンサルタント経験も有する

若山由美[ワカヤマユミ]
ペンシルベニア大学ウォートン・スクールのエグゼクティブ・エデュケーション・アジア地域担当ディレクター。主に日本企業に向けた、同校の一般公開型エグゼクティブ・プログラムのマーケティング、グローバル人材やリーダー人材の育成を目指したカスタム・プログラムの開発・実施に従事している。国際基督教大学にて学士号、ロンドン・ビジネス・スクールにて経営学修士号(MBA)を取得。日本IBM、野村マネジメント・スクール、中央クーパース・アンド・ライブランド・コンサルティングを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなひ堂

1
サクセッションプラニング(内部育成)と外部採用とのベストエフォートを工学的に判断すべし、という至って当たり前に見える結論に終始する本なのですが、そこに至るまでの過程がすばらしい。 両者がどのようなメリット、デメリットを持ち、いかなる状況において優位なのかが具体的に記述されているため、大企業勤めをしたことのない私にも人事の難しさを目の当たりにすることができたような気がします。 個人的には前半で人事における考え方の歴史的変遷を明らかにする辺りで現代が大戦前の雇用状況に酷似しているというくだりに鳥肌が立ちました2013/05/16

メルセ・ひすい

1
14- 赤512011/02/17

koji

0
採用、人材育成を担当する者には必須の本でしょう。日本はアメリカの後追いと言いますが、アメリカの人事の歴史を丹念に追った本書を読むと、まさにその感を抱きます。私自身は、人材育成投資のROIの向上は、日本企業が学ぶべき点と思いました。チャレンジが必要でしょう。2011/02/24

メルセ・ひすい

0
14-53 赤51 ①人材の需要予測にまつわるリスクの低減②人材過剰または人材不足のコスト(ミスマッチ・コスト)を最小限にする③人材育成投資のROIを向上させて、人材育成を保全・強化する④社員が企業の支援を得ながら自律的にキャリア開発を行うことで双方の利害を一致させるための方法を体系化して提案する。好不況の波や、求められるスキルの変化で不確実性が増す人材ニーズに、企業はどう対応すべきか。リスクを最小限に抑えつつ、組織力を強化する“オンデマンド人材モデル”を提示する。 2011/02/14

丹波大介

0
内部での人材育成と外部からの採用のバランスをとる仕組み、考え方など細かく参考になった。人材育成のROIをどうしたら効果を上げるのかは、難しいテーマ・・2011/02/07

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