内容説明
きわめて不確実な経営環境が、人を育てにくくさせている。内部人材の育成には、「この先、人材が過剰になるかもしれない」「せっかく投資をしても、辞められてしまうかもしれない」といったリスクが常につきまとう。一方、社外人材の採用は、高くつくうえ、組織固有のニーズにうまく応えられない。最大の敵である「不確実性」を取り除き、人材ニーズをコスト効率よく満たすにはどうすればよいか。そのための4原則を提唱する。
目次
いま、われわれが直面している問題
1 なぜ、伝統的な人材マネジメントはもはや機能しないのか?(これまで、どう発展してきたか;ひとつの時代の終わり)
2 オンデマンド人材モデル―需給をマッチさせる4つの原則(内製か調達か―予測が外れた時のリスクを最小化する;人材需要の不確実性を最小限に抑える;人材育成投資のリターンを高める;内部市場を活用する―人材と仕事のマッチング;オンデマンド人材モデルの可能性と課題)
著者等紹介
キャペリ,ピーター[キャペリ,ピーター][Cappelli,Peter]
ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授(経営学)。同校人材研究センター所長。全米経済研究所(NBER)研究員も務める。コーネル大学で労務管理学の学士号、フルブライト奨学生として留学したオックスフォード大学で労働経済学の博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア大学バークレー校、イリノイ大学で教鞭を執り、現在に至る。これまで、米国連邦教育省やブルッキングス研究所、シンガポール労働省、バーレーン王国など数々の政府・民間研究機関で、雇用や教育政策面での提言を行っており、GMやUSXなど民間企業でのコンサルタント経験も有する
若山由美[ワカヤマユミ]
ペンシルベニア大学ウォートン・スクールのエグゼクティブ・エデュケーション・アジア地域担当ディレクター。主に日本企業に向けた、同校の一般公開型エグゼクティブ・プログラムのマーケティング、グローバル人材やリーダー人材の育成を目指したカスタム・プログラムの開発・実施に従事している。国際基督教大学にて学士号、ロンドン・ビジネス・スクールにて経営学修士号(MBA)を取得。日本IBM、野村マネジメント・スクール、中央クーパース・アンド・ライブランド・コンサルティングを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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