戦略的農業経営―衰退脱却へのビジネスモデル改革

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532314453
  • NDC分類 611.7
  • Cコード C3034

出版社内容情報

単に企業が参入すれば農業問題が解決するわけではない! 潜在能力を引き出し。農業の生産性を上げるためには、ビジネスモデルの革新こそが必要だ。豊富な成功事例から経営改革の論理を導き出す待望の実践的ガイド。

内容説明

イノベーションは不可能ではない―独自の参入企業調査と経営コンサルティング手法を結合させて、成長に必要な9つのポイントを解明。

目次

第1章 変貌する農と食―追いつめられる現場(日本の農を追いつめる“負のスパイラル”;ライフスタイルとともに変化する食の現場 ほか)
第2章 再生の息吹―変化の兆しを探る(規制緩和で何が変わったのか;サービス経済化に対応したニュービジネス ほか)
第3章 成長のモデル―9つのポイント(他事業との「複業化」;経営者の事業全体の「掌握」 ほか)
第4章 ケースに学ぶ―参入企業の競争優位戦略(農業ビジネスのバリューチェーン分析;減った仕事は自ら創る―大規模建酪複合経営“田中建材工業” ほか)

著者等紹介

渋谷往男[シブヤユキオ]
(株)三菱総合研究所経営コンサルティング本部主任研究員。1963年東京都生まれ。1989年東京大学大学院農学系研究科修了(修士課程)。同年(株)三菱総合研究所に入社。専門は農業経営学、農業振興、地域産業振興、バイオマス博士(農学)、中小企業診断士。論文「地域中小建設業の農業参入にあたっての企業意識と課題」にて平成20年度日本農業経営学会学会賞(学会誌賞)受賞。東京大学農学部および青森公立大学経営経済学部非常勤講師。日本農業経営学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akira

13
図書館本。 残念ながら少し想定していたものとちがった内容だった。2009年頃、企業による参入や会社として農業を行うモデルも増え始めた頃の内容。 最近になって気づく地域という土台の大切さ。若い頃には想像もできなかったほど商売は地域に根付くことが必要。その地域で必要とされる存在になれるか否か。気づくには俯瞰する目が必要。 「消費者からの信用と地域からの信用」2019/08/31

bluemt

0
MRIの農業セクターの人がまとめていて、農業のビジネス構造がマクロ視点、ミクロ視点で整理されており非常にわかりやすい2016/08/07

nekozuki

0
農業の競争力強化が必要と言うのなら、もっと規制緩和して市場に開放すべきなんじゃないかと思う。個人的に農地所有が制限されることが一つのネックになってると予想してたけど、むしろ財務上借地の方がいいらしい。 じゃあ、なぜ大規模化しないのか…?2014/03/28

マギー

0
この本の中で印象に残ったのは 異業種から農業分野に参入する企業の中で、 建設業界からの参入が多いということ。 コストを考慮した原価計算のノウハウがある一方、 受注産業では培われなかった販売についてのノウハウを 一から身につけなければならないという 強みと弱みがあることが理解できた。 また、筆者が農業参入法人用にバリューチェーン分析を いじったものは、各農業参入法人に 足りているもの、足りないものの評価軸として、 便利なものだと感じた。2014/02/16

RNDMN

0
基本的に、政策レベルのマクロではなく、各農業従事者(企業、家族経営問わず)が農業によって利益を出す為の視点で書かれている。 本書の特徴は、農業法人の中で成功している法人の成功要因を一般化すると共に、ケーススタディとしてポーターのバリューチェーン分析をベンチマーク法人に施す事で、成功要因を引き出している点にあるだろう。 コンサルタントならではの視点であると思う。 ただ、日本農業のあるべき姿に関する言及はないので、そうしたマクロな仕組みを知りたい方はおすすめしない。2013/08/26

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