出版社内容情報
すぐれたマーケティング戦略を持っていても実行できなければ意味がない。花王、アスクル、ユニチャーム、松下電器など市場志向の戦略・組織づくりに成功した優良企業を徹底分析し、競争優位を生み出す条件を抽出。
内容説明
キーワードは把握・普及・反応、勝者は市場の声に応え続ける。マーケティング優良企業9社の市場情報の活用と展開の仕組みを徹底解剖。ケースで学ぶ市場志向の組織と戦略。
目次
マーケティング優良企業を求めて
マーケティング・リテラシーのための論理―「市場志向」研究の系譜
1 情報把握のエクセレンス(調査の独立性が意味すること―花王:調査部;市場情報を循環させる「心臓」―資生堂:お客さまセンター;他社との連携による新製品開発―アスクル)
2 情報普及のエクセレンス(失敗から学ぶ組織文化―サントリー:マーケティングサポートセンター;情報の多重展開―積水ハウス:納得工房;経路依存的に構築される仕組み―カルビー:営業部門)
3 情報反応のエクセレンス(反応スピードを加速するSAPS―ユニ・チャーム;マーケティングの持続力―ネスレコンフェクショナリー:「キットカット」;ターゲットを絞り込んで反応する―松下電器産業:「レッツノート」)
市場への創造的適応―マーケティング・リテラシーの実践
著者等紹介
嶋口充輝[シマグチミツアキ]
法政大学経営大学院教授、慶應義塾大学名誉教授。日本マーケティング協会理事長。1967年慶應義塾大学経済学部卒業。1975年慶應義塾大学、ミシガン州立大学の両大学院博士課程修了
石井淳蔵[イシイジュンゾウ]
神戸大学大学院経営学研究科教授。1970年神戸大学経営学部卒業。1975年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了
黒岩健一郎[クロイワケンイチロウ]
武蔵大学経済学部経営学科准教授。1990年早稲田大学理工学部建築学科卒業。住友商事入社。2006年慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了
水越康介[ミズコシコウスケ]
首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻准教授。2000年神戸大学経営学部卒業。2005年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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