サンディ・ワイル回顧録〈下〉―世界最大の金融帝国を築いた男

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532313456
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0034

内容説明

手塩にかけて育てたシェアソンをアメリカン・エキスプレスに10億ドルで売却、社長に就任するも社内政治に敗れてあえなく退任。このまま金融の世界から消えるかと思われていたワイルは、地方の消費者金融会社コマーシャル・クレジットの社長に就任し、才能を再び発揮する!挫折から再起へ、二度も偉大な会社を創り上げたサンディ・ワイルが、愛弟子ジェームズ・ダイモンとの訣別、シティグループ共同CEOジョン・リードとの確執、司法当局との闘い、そして金融ビジネス業界の今後など、すべてを語る。

目次

12 経営者の苦しみ
13 大胆な飛躍
14 不安と反目
15 勝者の呪い
16 一社にリーダーはひとり
17 つかのまの平穏
18 金融当局の怒り
19 自分の人生の制御を回復する
20 毎日が勉強
サンディとの暮らし―ジョーン・ワイル談

著者等紹介

ワイル,サンディ[ワイル,サンディ][Weill,Sandy]
シティグループ元会長兼CEO。1933年ニューヨーク・ブルックリン生まれ。60年カーター・バーリンド・ポトマ&ワイル創業を皮切りに、巨額買収で金融業界を一変させてきた。98年に世界最大の金融機関シティグループを誕生させ、会長兼CEOとして2003年まで同社を成長させ続けた。慈善活動にも熱心で、現在はカーネギー・ホール理事長、ワイル・コーネル医科大学監督委員会委員長などをつとめるほか、全米アカデミー基金を設立し、アメリカの中等教育の改善にも注力している

クラウシャー,ジューダー・S.[クラウシャー,ジューダーS.][Kraushaar,Judah S.]
元メリルリンチ証券金融サービス業界主任アナリスト

武井楊一[タケイヨウイチ]
翻訳家。1951年生まれ。早稲田大学商学部卒業。商社勤務などを経て翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

38
堅固な運営基盤とリスクを踏まえた拡張。M&Aの面白みはSynergy創出過程。理想から現実への揺れ。下巻でもM&Aの醍醐味の深みがない分、人事面が印象的。二人の船頭が成り立たない、Exec/Sr. Mgmtで体現。興味深いのが奥様ジョーニーの巻末の考察。特にピーターやジェイミーとの確執の件。氏が奥様へ相談するのもわかるような気がする。NY州司法との対峙については、バフェット氏を彷彿。傷ついた名声や誤ったレッテルは、有名税で済まされるのか。世論を誘導するかのようなメディアの課題は世界共通ということか。2016/01/24

kazn777

0
下巻は、証券業界に入って50年、シティコープとトラベラーズを合併させて、ついに金融業界のトップに登りつめ、引退する迄。ワイルが他の金融機関経営者と異なる点は、「後方業務がしっかりしていることが、成功の重要なカギを握っている」と語っている様に、バックオフィスである事務処理、業務管理部門を最重視していたことである。また、重要な局面で、でしゃばらずに適切な助言を行ない、後方支援をしているジェニー夫人の存在もある。まさに、米金融業界の態様、情況、トレンド、制度の変化等を余すことなく知り得る二冊である。2013/12/16

fuku

0
ジェイミーダイモン、ピーターコーエン、アーサーカーター。才能すごいなあ2012/06/07

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