日経プレミアシリーズ<br> 就職氷河期世代の行く先

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日経プレミアシリーズ
就職氷河期世代の行く先

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  • サイズ B40判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532264314
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C1233

出版社内容情報

「30万人の正式雇用を目指す」――昨年度の政府の重点課題に盛り込まれた就職氷河期問題。
コロナ禍の影響もあり、この目標が実現する気配はまったくない。    

「失われた20年」の泥をかぶった彼らの問題はいまだ解決していないばかりか、  
将来的には41万人もの生活不安定者を生み、8兆円の生活保護費追加が必要になるなど、 
当事者やその家族だけの問題ではない、日本社会の大きな懸案の1つとなっている。

また足元では、コロナ禍による企業の採用見送りが、 
新たな不遇の世代を生みだすのではないかという、懸念の声も高い。    
    
本書では、氷河期世代が置かれた現状を分析したうえで、 
あるべき支援・取り組みについて提言し、また、20年前と同じ過ちを繰り返さないために
どのような雇用のしくみ、セーフティネットをもうけるべきかなど、  
「不遇の若者」を生み出さないための社会のあり方について考える。

内容説明

「このままでは就職氷河期世代の135万人が高齢貧困に陥りかねない」―“忘れ去られた若者たち”はいつしか年を重ね、いまや日本社会にのしかかる重い課題となっている。これから何が起こるか、どうすれば状況を改善できるか、コロナ禍の影響はどうか。自らも氷河期世代のエコノミストが、過去・現在・未来を俯瞰しつつ分析し、新たな不遇の世代を生み出さない社会のしくみを考える。

目次

はじめに 「氷河期」は終わらない
第1章 日本が直面する「氷河期由来」問題―今そしてこれから何が起きるか
第2章 なぜ不遇の世代は生み出されたのか―氷河期がたどった足跡
第3章 「忘れ去られた若者たち」の20年後―氷河期世代の実情
第4章 どうすれば状況を改善できるか―支援の在り方を考える
第5章 次なる氷河期を生み出さないために―海外の事例に学ぶ
第6章 コロナ・ショックと氷河期世代の未来―今後20年をどう設計するか

著者等紹介

下田裕介[シモダユウスケ]
株式会社日本総合研究所調査部主任研究員/マクロ経済研究センター国際経済グループ長。2005年東京工業大学大学院修了、同年三井住友銀行入行。06年日本経済研究センターへ出向後、08年日本総合研究所調査部マクロ経済研究センター。米国経済、国内経済を担当。14~17年および19年より国内経済グループ総括(現・国内経済グループ長)。17年三井住友銀行経営企画部金融調査室(兼務、~18年)。専門は内外マクロ経済、世代間問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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TATA

37
全般に今の政策に対する批判の側面が強い。確かにこれまで産業界の意向を慮るあまり、政府から積極的な取組がなされなかったのも事実。ただ、団塊ジュニア世代は今や最大の人口構成比上のボリュームゾーンでもあり、社会問題化への圧力をかけることもできたはず。そう思えばどちらかの政党でマニフェストに載せることもあっていいはずなのにと感じる。私もこの世代の人間でもあり、考えることの多い読書でした。2023/01/09

たか

9
自分も就職氷河期世代の初期だが、バブルが崩壊して就職活動が本当に大変だった記憶がある。社会が悪いのか自己責任なのが、賛否両論分かれるところだが、個人的にはどちらともあると思う。ただ、本人が挽回できるように努力することや、社会全体が挽回可能な社会にならなければ、解決は難しいと思う。本書は海外の支援の例を出し、就職氷河期世代の行く末に一石を投じている。2020/11/16

Yuki2018

6
本書の長所は世代毎に定量化を試みている点。例えば「将来的に高齢貧困に陥りかねない人」は団塊Jr男性で4.3%、その前のバブル世代だと4.2%で意外と差は少ない(なお就職氷河期世代全体で135万人に上るそうだ)。新卒一本勝負で採用する慣行、減益になると採用を絞る愚かな経営者が原因だが、これは「正社員を守る」日本固有の経営原理が表出したものと言えるだろう。仕事スキルが低い50歳を積極採用したい民間は少なく、もはや解決困難。従って本書の提言も鋭いものは少なく「お寺による長期失業者の支援」案が目を引いたくらい。2023/01/17

hiyu

4
タイトルの通り、就職氷河期の現状について示してある。読んでいて支援方法等もなるほどと思うのだが、一方でどことなく片手落ちのような、しっくりとしきれい部分もなくはなかった。絶対的な正解がないことも一因だろうか。2021/08/29

Eiki Natori

4
特に真新しい内容や提言ではなかったが、改めて社会に捨てられた私たち世代の現状について、何が問題で何が起こっているのかを読み直すのには適したコンパクトにまとまった一冊。2021/06/26

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