内容説明
会議でわざと相手が答えられない質問をする、人望のある部下を閑職に飛ばす、同僚の悪評を上司に流す、権力者におもねり反対勢力を潰す―この現代においても、非生産的な足の引っぱりあいが日本の組織にはびこるのはなぜか?個人をむしばみ、ホワイトカラーの“ジジイ化”をうながす「会社員という病」の根源に迫る。
目次
プロローグ 伝統芸“足を引っぱる”
第1章 他人の活躍を許せない人々―足を引っぱる人たち
第2章 それでも会社にしがみつきたい―新中間階級のジレンマ
第3章 個人をむしばむ「会社員という病」―中高年の不安の正体
第4章 ジジイ取りがジジイになる―「粘土層」「小ジジイ」の台頭
第5章 ジジイの末路―権威が権威でなくなる日
第6章 最高に自由な後半生のために―ジジイからの逃走
著者等紹介
河合薫[カワイカオル]
東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。その後、東京大学大学院医学系研究科に進学し、現在に至る。「人の働き方は環境がつくる」をテーマに学術研究にかかわるとともに、講演や執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryo
8
停滞した組織はエントロピーが増大して崩壊へ向かっていくと書いていたのは何の本だったか。雇用流動性が低く、行き場の無いタコツボ組織の中では、自己を保つ必要がなくなり他人を人とも思わない、権力の魔力に取り憑かれたジジイと化す。しかし、本書の主題は何故ジジイと化してしまうのか、どうすればジジイ化から逃れられるのかという事を説く。逃げる事なく自らと向き合い、どんな状況でも行動をする事が強い自己を作るコツの様だ。日本人は「集団」に属する事で安心感を得る所があり、その傾向は権力への隷属に直結しやすい。自己肯定感重要!2019/06/23
Aki
7
筆者のWebでのコラムがいつも面白いので本書を手に取る。本書も事例紹介としては具体的でうなづける部分が多い。一方論の軸となるSOCの概念が自分には今ひとつピンと来ずに最後までモヤモヤが残ったのも確か。いずれにしても迷惑なジジイにならないよう常に自己を客観的に見つめ直すことが必要なのだろう。2020/03/15
きむロワイヤル
4
会社にいると、ほんとに多いのだが、他人の成果を横取り擦るヤツ、人の成功を妬んで、陥れるヤツ。どこの会社でも見られる「会社員という病」の本質は何か?どうして、ホワイトカラーはジジイ化(非生産的な足の引っ張り合いをする輩を指す)するのか?どうしたら、ジジイ化を防ぐことが出来るのか?についての提言。高度経済成長という異常な期間を会社員として過ごしてしまったせいと言えばそうなるが、すでにそれは終わってしまい、もう再び来ることもない今、どのように人生を過ごすべきかを考える本。2020/05/07
あるにこ
4
途中で読むのをやめてしまった本。 自分の思っていた内容と違ったためか主旨が理解できず、、、2019/07/21
難波猛
3
#読書 ◆組織は感情の吹き溜まり、人間関係が問題の根源 ◆村社会の日本人は他者の尊厳と評価が好物 ◆シャーデンフロイデは変化を嫌うジジイ化の第一歩 ◆SOC(首尾一貫感覚)=世界が最終的に微笑んでくれる確信 ◆アメリカは最高の自分、日本は普通を目指す ◆リスクの少ないシナリオへ執着したい、不安は未来への感情 ◆ブルーマンデー=月曜日は自殺率1.5倍 ◆職場のストレッサー=将来の展望のなさ ◆自尊心が低いほど承認欲求が強く権力志向に ◆権威に巻かれない為には強い自己(外的環境と共存するが依存しない)が必要2025/12/01




