出版社内容情報
行き詰まる地方創生、どう打開するのか。現場をよく知る専門家が、「まち、ひと、仕事、リーダー、仕組み」の観点から徹底討論。人口減少や少子高齢化が進行する中、「地方消滅」の危機が迫ります。政府も、「まち・ひと・しごと創生本部」を立ち上げて対応を急ぎ、全国自治体がビジョンや戦略を策定したが、なかなか実効性のある地方創生の「次世代モデル」が見えてきません、それはなぜか――。
本書は、地方創生総括官として陣頭指揮をとった山崎氏をはじめ、財政の専門家の小黒一正氏をはじめ、財政、社会保障、地域振興の専門家が、地方創生が直面する課題とこれから向かうべき道について、「本音ベース」で語り尽くす書籍です。
「人が集まらない昭和モデルの街づくり」「旧来の発想から脱しきれないリーダー」「コンセンサスが得られず、一体感を作り出せない地域」など厳しい現実の課題を語りつつ、どうすれば実効性のある地方創生が実現できるのか、具体的事例も交えながら語り尽くします。
序 章 地方創生の3つの「壁」を越える
第1章 訪れたい、住み続けたい「まち」にする
第2章 新たな価値は「ひと」から生まれる
第3章 魅力ある「しごと」とは、何か
第4章 誰が地域の「リーダー」になるのか
第5章 地方創生を現実にする「仕組み」
終 章 鍵を握る「官民協働」の仕組み
山崎 史郎[ヤマザキシロウ]
著・文・その他/編集
小黒 一正[オグロカズマサ]
著・文・その他/編集
内容説明
いまだ「道半ば」の観もある地方創生。何が障壁になっているのか。事業の優先順位が絞れない、担うべき人材がいない、運営する組織が構築できない…。2020年から始まる第二期に向けて、どう課題を克服して、事業を展開していくのか。初代の地方創生総括官をはじめ、研究者、実務家、行政官などの有力識者が、成功事例の紹介もまじえ徹底討論する。
目次
序章 地方創生の3つの「壁」を越える
第1章 訪れたい、住み続けたい「まち」にする
第2章 新たな価値は「ひと」から生まれる
第3章 魅力ある「しごと」とは、何か
第4章 誰が地域の「リーダー」になるのか
第5章 地方創生を現実にする「仕組み」
終章 鍵を握る「官民協働」の仕組み
著者等紹介
山崎史郎[ヤマサキシロウ]
駐リトアニア特命全権大使、元内閣官房地方創生総括官。1954年山口県生まれ。東京大学法学部卒、厚生省入省。厚生省高齢者介護対策本部次長など歴任。その後、内閣府政策統括官(経済財政)、総理大臣秘書官、厚労省社会・援護局長などを経て、2015年内閣官房まち・ひと・しごと創生本部地方創生総括官。16年6月退官。18年7月より現職。介護保険法の立案から実施まで携わったほか、総理秘書官時に東日本大震災に対応。地方創生総括官として、人口減少に立ち向かう地方創生の司令塔役を務める
小黒一正[オグロカズマサ]
法政大学経済学部教授。京都大学理学部卒業、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。1997年大蔵省(現財務省)入省後、財務省財務総合政策研究所主任研究官、一橋大学経済研究所准教授などを経て、2015年4月から現職。財務省財務総合政策研究所上席客員研究員、経済産業研究所コンサルティングフェロー、厚生労働省「保健医療2035推進」参与。鹿島平和研究所理事、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員。専門は公共経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ぽりま
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