出版社内容情報
顧客第一の会社は潰れる? 経済学が誤る理由…。誰もが薄々感じつつ断言できなかった経済・ビジネスの「不都合な真実」に鋭く迫る。大胆な業態転換で顧客を「捨てた」企業は生き残り、顧客の大切にしすぎる会社は潰れてしまう。通販会社の実態は金融業で、いったい「本業」って何? 経済学は物理学など<科学>にあこがれ、机上の空論になっていないか。「人間はAIにできないことをやれ」という「理想論」が見逃していること……。
経済・ビジネスをめぐる言説には「きれいごと」「建前の話」が多すぎて、私たちの本質を見る目を濁らせていないか。誰もが薄々感じながら、なかなか言い出せなかった「不都合な真実」を多くの研究などからひもとく知的興奮の書。
第1章 「会社は存続すべきもの」という欺瞞
第2章 価格と価値に翻弄される人々
第3章 科学になりたかった経済学
第4章 ギャンブルが生んだ机上の論理
第5章 人類とAIの超えられない壁
第6章 大企業が機能しない神経学的理由
ルディー和子[ルディーカズコ]
著・文・その他
内容説明
経済やビジネスをめぐる議論が現実離れするのは、偽善や机上の空論による「お約束」に支配されているからだ。会社存続の動機は「経営者のエゴ」、顧客なんて「不実な愛人」、「日銀の約束」を誰も信用しない理由…。感情が理性より優位に立つ時代、人間の本性に基づいて展開する、少し言い出しにくい世の中の真実。
目次
第1章 「会社は存続すべきもの」という欺瞞
第2章 価格と価値に翻弄される人々
第3章 科学になりたかった経済学
第4章 ギャンブルが生んだ机上の論理
第5章 人類とAIの超えられない壁
第6章 大企業が機能しない神経学的理由
著者等紹介
ルディー和子[ルディーカズコ]
米化粧品会社マーケティング・マネジャーや米出版社ダイレクトマーケティング本部長、その後、早稲田大学商学学術院客員教授や立命館大学大学院教授を経て、現在ウィトン・アクトン株式会社代表。株式会社セブン&アイ・ホールディングス社外監査役、トッパン・フォームズ株式会社社外取締役も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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