出版社内容情報
●医療がいちばん手厚いのは高知県?
●1世帯あたりの収入、トップ3は福井、富山、香川
●寿命ナンバー1は長野県
●米の価格は沖縄県が一番高く、水道代は熊本が一番高い
家庭の収入・支出の格差から、子どもの学力格差、人口当たりの病院数などの医療格差、生活利便性の格差・・・
格差論の第一人者である橘木俊詔先生の監修のもと、現在ある都道府県ごとの地域間格差を、さまざまな側面から解剖します。
地方行政に携わる人や、現在の居住地に疑問を感じている人、将来設計を考える人、自分の県の「ポジション」を知りたい地方在住者・地方出身者をはじめ、セカンドライフをどこで過ごそうかと悩んでいる人まで、幅広く楽しめる読みもの。
地図やグラフ、写真など、仕掛けを多用して展開します。
内容説明
子どもの学力は東京より秋田のほうが高い、1人あたりの所得2位は愛知県、広島の大学進学率が高い理由、長野と青森の間にある寿命格差―県民所得、労働時間、婚姻率、平均寿命、病院率等、統計データをひもとけば、わが国の意外な真実、隠された課題が見えてくる。第一人者の監修のもと、日本の見えざる格差の実態を浮き彫りにする。
目次
序論 幸福の地域格差はどこから生まれるか
1 ベスト幸福県・福井県の謎に迫る
2 経済・労働―お金持ち県・働きやすい県はどこか
3 女性―本当に女性が輝ける県はどこか
4 子ども・教育―「子育てに適した県」と「教育熱心な県」は一致しない?
5 健康―軽視できない健康と寿命の格差
6 スポーツ・文化―文武両道を目指すのはどこか
7 生活―物価や住環境の勝ち組・負け組
8 社会・福祉―持続可能なシステムはどこにあるか
9 政治―ふだんはみえづらい隠れた格差をえぐる
終論 あなたにとって「幸福」とはなにか
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
京都大学名誉教授。1943年兵庫県生まれ。小樽商科大学卒業、大阪大学大学院修士課程修了、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D)。京都大学経済学部教授、同志社大学経済学部教授を経て、京都女子大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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