日経プレミアシリーズ<br> 緊急解説 マイナス金利

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日経プレミアシリーズ
緊急解説 マイナス金利

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  • サイズ B40判/ページ数 172p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532263058
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C1233

出版社内容情報

金利がマイナスになるとはどういうことなのか。なぜこのような事態になるのか。日経記者が明快に解説。

内容説明

日本経済を直撃した「マイナス金利政策」。金融商品の金利はどこまで下がるのか、資産運用はどう変えればよいのか、金融機関の経営にどんな影響があるのか―。金利はプラスが当たり前の世界に生きてきた日本人には理解しがたい「未知なる状況」を、日本経済新聞編集委員が明快に解説。

目次

1 「円高圧力を消せ」―導入の内幕(円買い圧力にとどめを刺す方策;脱デフレの2条件が崩れるリスク ほか)
2 経済刺激どこまで―仕組みと効果(利回り曲線の起点を引き下げる;スカイツリー2000個分の巨額国債購入 ほか)
3 予想外の円高・株安―日銀の誤算とは(円高招いた日銀の2つの誤算;導入決定でも日米金利差拡大せず ほか)
4 「劇薬」に7つの副作用の懸念―「経済の血液」の流れが滞る?(利ザヤ縮小を防ぐ手立ては2つあるが;政治的にも重要なゆうちょ銀行の株価 ほか)
5 資産運用どう変える―コスト重視とリスク回避(銀行預金に5つの注意点;タンス預金の金利もマイナスに? ほか)

著者等紹介

清水功哉[シミズイサヤ]
日本経済新聞編集委員。1964年生まれ。上智大学外国語学部卒業。東京やロンドンで長年、金融政策、為替・金融市場、資産運用について取材。証券アナリスト(CMA)やファイナンシャルプランナー(CFP)の資格も保有(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

10
日銀のマイナス金利政策実行を受けて出された比較的平易な概説書。マイナス金利政策の狙い、それに至るまでの日銀の政策の「進化」(著者は必ずしも肯定的な意味だけに使っているわけではない)、マイナス金利の効果と問題点などを解説している。日本経済新聞の解説委員なだけに、必ずしもリフレ派寄りというわけでもなさそうで、金融政策決定会議が賛成5反対4の僅差であったことや、主な反対意見も紹介している。最後に一般市民の取り得る対策も紹介。タンス預金だけはダメよというスタンスかな。やや玉虫色な気もするけれど、分かりやすかった。2016/09/19

yumiko takayama

4
旦那の本棚からくすねたもの。1日でサクッと読めた!金融の知識が大分ついたおかげだと思う。嬉しい! マイナス金利を発動したことで、円安や物価上昇を日銀は狙ったが、そう教科書のようには動いてくれないほど様々な要因が複雑に絡み合っている現在の日本の状況がわかった。マイナス金利によって、逆に地価を押し上げている可能性があるというのは興味深い。2020/12/13

dou

4
マイナス金利にしても、なかなか物価も上がらなくて、お金も回らない。その理由は大きく2点。1、企業にとって、いくらお金が借りやすくても投資先がないから。2、アメリカなども同様に金利を低くしてる為、なかなか円安にならないから。最近ではFBのリブラなんかも話題で、「銀行」は大きな変革期にあるなぁ。2019/07/29

takao

3
ふむ2024/04/21

Shun

2
日本銀行、未曾有のマイナス金利について。金融政策は実に奥が深いと思った。これからどう有るべきか、持論はまだ持てない。自分でも出来ることとして、貯蓄を避け、切り崩し、個人消費を拡大する形で、少しでも市場、日本経済を良い方向に導けるよう、刺激していきたい。2016/04/16

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