出版社内容情報
エヴァは2015年の労働環境を予見していた。人気を誇るコラムニストが、超人気アニメを題材に書く、リスク社会のキャリア論。
内容説明
ブラック企業出現、女性の活躍(という名の酷使)、使い潰される労働者、若者への過剰な期待、そして得体の知れない社会不安…今、私たちが直面している問題は、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で予言されていた。雇用・働き方問題に通じた著者による、渾身の労働社会論。
目次
第1章 『新世紀エヴァンゲリオン』とは何か(あなたは『新世紀エヴァンゲリオン』を知っているか?;『新世紀エヴァンゲリオン』とはどんな物語だったのか ほか)
第2章 「逃げちゃ駄目だ」と「僕はここにいていいんだ」の論理―労働者の居場所をめぐって(碇シンジとはどんな人か;ブラック企業から逃げちゃ、駄目なのか? ほか)
第3章 「私の代わりはいるもの」の論理―エヴァが描いた人材観(エヴァンゲリオンは選ばれし者の物語なのか;綾波レイはヒロインなのか ほか)
第4章 女性の活躍とエヴァ(「女性が活躍する世界」を描いたエヴァ;女性の活躍の現在 ほか)
第5章 「使徒」が襲ってくるかのような世界(得体の知れない敵、「使徒」;予言的作品としてのエヴァ ほか)
著者等紹介
常見陽平[ツネミヨウヘイ]
千葉商科大学国際教養学部専任講師、働き方評論家。1974年生まれ。一橋大学商学部卒業後、リクルート入社。玩具メーカー、人材コンサルティング会社を経て独立。2014年、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。15年4月より千葉商科大学専任講師。雇用や労働をテーマに執筆、講演、メディア出演などで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みっくん
yuzyuz_k
Shuichi Shibuya
oooともろー
やす