出版社内容情報
ポジティブなのか、愚かなのか――SNSで「上から」批判、“意識高い”アピール、酔うと止まらない自分語り。あの人が実力以上に自信満々である理由を、心理学的見地から解説する。
内容説明
どんなときも前向き、「完璧です!」と言いきる、会社の同期や同級生といつも一緒、Facebookで積極的に人脈形成…こんなポジティブ志向の人間ほど、実際は「力不足」と評されやすい?SNSの普及でますます肥大化する承認欲求と評価不安を軸に、現代人の心理構造をひもとく。
目次
第1章 能力のわりに、自信満々な人―「不安のない人」はなぜ伸びないのか
第2章 「意識高い系」はなぜ仕事が今ひとつなのか―できる人と「できる風」な人
第3章 なぜあの人は部下に注意をしないのか―評価不安な大人たち
第4章 同類と群れる人の限界―異質なものを怖れる心理
第5章 コミュ力信仰に翻弄される若者たち―蔓延する「見捨てられ不安」
第6章 本物は一人でいることを怖れない―承認欲求の超克
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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