内容説明
なぜ、その店ではビール500ml缶が350ml缶より安く売られていたのか?儲かっているコンビニオーナーのいちばんの心配事は?どうして学習塾が無料の夏期講習をするのか?―モノの値段やサービス料金、就活、資産運用まで、68のクイズによる、面白くってためになる経済学。
目次
1章 価格の基本を知ろう
2章 大きいことはいいことだ?
3章 価格差別のことを学ぼう
4章 ライバルとの戦い
5章 価格戦略の応用
6章 個人にとっての経済
7章 マネー世界の論理と計算
さらに経済を学びたい人のための補論 現代のiPhoneと、100年以上前のT型フォード
著者等紹介
吉本佳生[ヨシモトヨシオ]
関西大学会計専門職大学院特任教授。エコノミスト。著述家。1963年三重県生まれ。名古屋市立大学経済学部卒業後、住友銀行勤務を経て、名古屋市立大学大学院経済学研究科満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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犬こ
20
お気に入りのエコノミスト、吉本さんによる経済と価格に関する全68問のクイズ形式本。コンビニ、映画館、ガソリンスタンド、家電メーカー、携帯会社等など、わたしたちの身近なところの各社価格戦略に拠るところが知れる、とても為になるQ&A。2017/03/20
梅ちゃん
18
2017.03.28 物の値段やサービス料金などの話をクイズ形式で、68問。択一問題もあるがなかなか正解できず。正解しても、理由が正しく答えられない。全然経済学の思考ができない私。もう一度読んでも正解できないやろうなぁ。2017/03/28
Machida Hiroshi
13
経済学的な思考を身につけるための入門書として、わかりやすく書かれています。裁定と投機の違いとは、価格差別とは、限界費用とは、など、ちょっと難しい経済学用語が、例題を通じてストンと腑に収まる感じがしました。例題も身近なものが多く、例えば、最近ではスーパーで徳用サイズが小さいサイズより割高になっていることがあるのは何故か?など、なるほどと納得させられました。経済学的な思考を身につけたい人にはオススメです!2015/07/06
こうちゃ
13
ホテルや映画料金の謎、無料サービスのカラクリ、悪徳商法を減らす方法、住宅ローン借り換えの裏技など、身近な題材を68の一問一答のクイズ形式で賢く学べる一冊。知らず知らず、自分が経済思考を使っていたとは。ただお得な情報が好きなだけなのに。2014/03/20
メタボン
12
☆☆☆ 価格差別(高くても買う客には高く売り、安くなきゃ買わない客には安く売る)の考え方は腑に落ちた。マーケティングを消費者の立場から考えるきっかけとなる本。2014/07/03