内容説明
火の車の幕藩財政。泣き笑い「財政改革」のすべて。
目次
第1章 生活苦にあえいでいた侍たち
第2章 窮迫した大名たち
第3章 幕府の財政改革
第4章 江戸改革の成功度
第5章 参勤交代制度の功と罪
第6章 方谷革命の真実
第7章 藩政改革の旗手たち
第8章 財政難にもめげず
著者等紹介
小林弘忠[コバヤシヒロタダ]
1937年東京都生まれ。1960年早稲田大学教育学部卒業後、毎日新聞東京本社に入社。社会部記者、地方版編集長、情報調査部長、メディア編成本部長等を歴任。武蔵野女子大学、立教大学非常勤講師を経て、現在、セコム(株)非常勤顧問
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感想・レビュー
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katakuli365
5
再読。面白く読みやすい本。テーマは江戸時代と現代の経済事情が似通ってる点。81冊の参考資料で江戸時代の人々の精神的、物質的苦痛や、知恵、工夫での生活、武家の財政改革、再建、挑戦、挫折など浮き彫りにする。6代将軍辺りでほぼ破綻状態、ほとんどデフレな状態。武士のやりくり、内職、格式を重んじ、家来、家屋敷の維持も大変、職人より苦しい台所事情とか。事故、火災、洪水、飢饉などの災害が非常に多く「お互い様」とボランティア精神にあふれていた。貧しい暮らしの質素倹約で心を磨いていったとは学ぶところ多々ありますね。2013/05/17
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