内容説明
生徒の英語力を測るテストの望ましいスタイルとは何か?テスト作成の達人が、テスト作成に必要な基礎知識から、小テスト、定期テスト、入学試験の作成手順までを分かりやすく解説する。従来型のテストの問題点を突き、新しいテストのスタイルを提案する。
目次
第1章 英語テストを論ずるための基礎概念
第2章 学習者に資するための5つの提言
第3章 小テストの作成
第4章 定期テストの作成
第5章 入学試験問題の作成
著者等紹介
静哲人[シズカテツヒト]
1960年、群馬県前橋市に生まれる。1984年、東京外国語大学研究生(英語教育学)修了。1993年、コロンビア大学ティーチャーズカレッジ英語教授法修士課程修了(MA in TESOL)。2000年、英国・レディング大学大学院博士課程言語学研究科応用言語学専攻修了(PhD)。現在、関西大学外国語教育研究機構助教授。専門は言語テスト論
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
3
若干軟弱なタイトルだが、内容は専門書寄りの硬派。そして、良書は「まえがき」から読者を惹き付ける。「望ましいテストとは・・・準備をすることが学習者の伸長につながるような、学習者のためのテスト」が心を鷲掴みにする。終始一貫してテストがあるべき姿を数多くの実例を用い、明晰な考察を織り交ぜながら解説。肝は語学運用能力向上の為にどんなテストが作れるか。最終章にテスト理論と大学入試への提言。非常に勉強になった。静哲人著書初読。注目の著者。「英語教育21世紀叢書」シリーズの質の高さに驚いた。次は何を読もうかな。2020/11/26
sunasand
2
心理測定学を背景にした、実用的なテスト作成法。英語以外にも応用できるはず。2009/10/09
Osamu
1
学校現場で実施されるテストは評価を第一義とするにあらず、生徒の学習の指針を示すものであるべき。2020/06/17
乗るway
1
英語授業の心・技・体よりもはるかによい本だった2017/03/12
鈴華
1
図書館本。大学レポートのため2013/12/17