内容説明
どこに目をつけて、何を調べるのか―。26年の実務経験を持つ元国税調査官が、豊富なエピソードから語る税務調査の実態。
目次
第0章 税務署の内部では、何をやっているのか
第1章 調査案件はこうして選ばれる
第2章 税務署は突然やって来る?
第3章 調査官はランチ中も見ている
第4章 「お土産」を口にする税理士は危ない
第5章 税務署は何のためにあるのか
著者等紹介
飯田真弓[イイダマユミ]
飯田真弓税理士事務所代表税理士、一般社団法人日本マインドヘルス協会代表理事、産業カウンセラー。1982年京都府立城陽高校卒、初級国家公務員(税務職)女子1期生。26年間国税調査官として税務調査に携わる中、結婚、出産、子育てを経験。在職中放送大学で心理学を学び認定心理士の資格を取得。表現療法に出会い2008年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
41
お土産の話は手ぶらで帰る人もいないので、あったほうがいいと思うけど。自分で完璧と思っても解釈の違いとかでなんだかかんだで修正させるし。完璧な税務申告するなら経費0じゃないと無理じゃないか、ちょっと極端だけど。なんだか読んでて腹立つ本だった。2014/09/26
こちゃら。
14
さまざまな事例が書かれていて、興味深く読みました。経理や会社経営などに関係していなくても、お固いイメージの税務署、税務署員の仕事なりや、気持ちの表れなど、納得できる部分も多かった。誰もが、公明正大おてんとうさまに誓って!なら、こんな楽な事ない・・んでしょうが、そうはいかないのが会社経営なのかもね。2014/07/06
メタボン
13
☆☆☆ 納税逃れをしようと画策する輩には厳しく税務調査するという視点がわかった。これってどうなんだろうと一歩立ち止まって考える「良心」が大事。それにしても飲食店に入った際の税務署員の観察眼は鋭い。別の意味で感心してしまった。2014/03/16
牧神の午後
12
税負担の公平性を担保する番人、著者は本人いわく男女雇用機会均等法の申し子として高卒女子採用第1号で20年以上税務署に勤めたOB。もちろん脱税・不正はとんでもないことですが、かといって2〜3年に一度は大きく報道される租税解釈をめぐる企業からの申し立てを見ていると、必ずしも著者の税m職人の立場に100%同意することは出来ないのが正直なところ。でも、経営者に求め、価値判断基準としての「良心」には全くその通りと思う。お天道さまにかけて恥ずべきことはしてはいけないと私も強く思います。2014/05/12
Yuji Hamano
9
税務署で長年調査官として働いてきた方が著者、鬼となじられても、税金を公平に徴収するというモチベーションにすがっている様子や、経営者は必ず脱税しているという先入観で取り組むといった人間が置かれる立場で考え方は変わるものだなと変な視点から読んでしまった。2016/07/16
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