内容説明
軽薄な「現場主義」、「長期的視点」の不在、独自の工夫へのこだわり、企業は人なりで思考停止、率先垂範の悪循環―。これが、日本企業の足を引っ張るリーダーの悪しき「くせ」(思考パターン)だ。グローバル・オペレーション3.0時代に必要なリーダーの資質を明らかにする新・人材育成講座。
目次
第1章 恐るべきグローバル・オペレーション3.0の時代
第2章 軽薄な「現場主義」―悪い「くせ」(1)
第3章 「長期的視点」の不在―悪い「くせ」(2)
第4章 独自の工夫へのこだわり―悪い「くせ」(3)
第5章 企業は人なり、で思考停止―悪い「くせ」(4)
第6章 率先垂範の悪循環―悪い「くせ」(5)
第7章 エグゼクティブ改造計画
第8章 「組織力」をつくる
第9章 マトリクス・リーダーをつくる
第10章 経営理念の力をつくる
第11章 改革のティッピングポイント
著者等紹介
綱島邦夫[ツナシマクニオ]
ヘイグループプリンシパル。慶應義塾大学経済学部卒業。ペンシルベニア大学経営大学院修了。MBAを取得。野村證券、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ、CSCインデクス社を経て独立。現在、日本の大企業のグローバル化を支える組織、経営システム、及び人材力強化の為の調査・研究とコンサルティング活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mam’selle
2
世の中の変化に対応する人材の育成と能力を発揮する為の組織を示唆する本でした。難しくて、何度も読み返しながら読み進みましたが、とても勉強になりました(  ̄▽ ̄)2013/07/08
真夏みのり
1
この本はかなりよかった。マネージメントに関する本でも今までのものとは一線を画する。本書で述べられている欠点はどれも見逃されがちだし、またそこに触れている本も少ないように思われる。軽薄な現場主義、長期的視点、率先垂範、そのどれもが日本人には慣れ親しんだ概念である。しかしそのどれもが間違いだ!2011/04/05
しのはら(か)
1
「誰が一番安くつくれるか。同じ価格なら誰が一番優れたものをつくれるか。品質が同じなら誰が一番早くつくれるか」「指示命令型、率先垂範型のスタイルは組織の活力を衰退させる」「自分が経験してきた仕事の作法を伝える姿勢では、そのマネージャーが率いる部署の成果はマネージャーの力量と経験を超えない」「分業は人を殺す」など、実例にもとづく含蓄のある言葉がいっぱい。★★★★★2010/11/24
issei
0
長期的ではなく、長期間の視点になっていないか、ティッピングポイントといったあたりが印象に残った。あと、まちがった現場主義にならないよう、気をつけよう。2012/03/16
丹波大介
0
組織開発に目を向けると、人の可能性に関しては、余地がある事を改めて感じた。ビジョナリーカンパニーでいう謙虚なリーダーシップは企業には必須なんですよね。2010/12/03
-
- 電子書籍
- 神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS4 …