内容説明
勝者よりも賢者になろう。競争人生に明け暮れても、豊かな将来は保証されない。「自分は敗者」と開き直って、「島国根性」「後ろ向き思考」を武器にすれば、生き方の軸が見えてくる。混沌の時代、変化の時代に悩む日本人に贈る、とびきりユニークな人生論。
目次
第1章 勝者よりも賢者
第2章 日本の繁栄は弱者が作った
第3章 日本人には「島国根性」があるから大丈夫
第4章 後ろ向き思考のすすめ
第5章 組織を捨てる人の敗者復活
第6章 負け組会社員が勝てる時代
第7章 負け惜しみと開き直りの効用
第8章 定年になっても人生は続く
終章 敗者復活と自由
著者等紹介
布施克彦[フセカツヒコ]
1947年東京都生まれ。一橋大学商学部卒業。70年4月から総合商社に勤務、鉄鋼貿易業務に従事。その間、ナイジェリア、ポルトガル、アメリカ、インドなどで約15年間にわたる海外勤務を経験。98年より精密機器メーカーに勤務、2002年退社し、著述業に転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
1
6年前に勝ち組/負け組の断絶、溝が社会問題化していたが、「敗者復活への道は、違う人生のプラットフォームを探すことだ」(5ページ)とは、起業志向の小生にもあてはあるいい表現だと思った。そして、再チャレンジと言っていた元首相も返り咲いて説得力をもたせようとしているようだが、再チャレンジはこれまでの経験を活かしながら、多くの支援者を得ることがポイントに思える。著者は団塊世代の一員であるが、団塊世代の上司(指導教官)をもっていたことがある評者からすれば、著者のような発想の持ち主ならついていけた気もする。2012/10/02
かみだいら
1
自分が立派とか偉くなりたいという欲がある人はホワイトにいく。結局今の世の中安定した職なんてないのだから、決まった職が今の自分の地位だと認め、そこから偉くなりたいならド根性でなる。そのためには継続することが必要。継続するためには楽しまないと無理。それは努力しないといけない。そうやって強くなる。どっかの大学教員に読ませたい本だねw2012/08/01