日経プレミアシリーズ
人材の複雑方程式

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  • サイズ B40判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532260781
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C1234

内容説明

成果主義の時代こそフォロワー育成が必要、人的ネットワークが持つ経営上の価値に注目すべき―。様々な人事のジレンマに直面している日本企業。従来の強みを生かしつつ変わるためにはどのような発想が必要かを、人材マネジメントの第一人者が明快に解説する。

目次

第1章 問われる日本企業の職場とリーダーシップ(経営者は「雇用の複雑方程式」をいかに解くか;権限委譲が「職場力」を壊す ほか)
第2章 なぜリーダーが育たないのか(真の「現場リーダー」が育つ土壌づくりとは;「現場リーダー」は戦略家か、翻訳家か ほか)
第3章 人と組織の関係をどう考えるか(終身雇用への回帰が始まったもうひとつの理由;会社と従業員の「心理的契約」を再構築せよ ほか)
第4章 働き方革命の始まり(成果主義が機能しない本当のワケ;「ワークライフバランス」に関する三つの誤解 ほか)
第5章 働きやすさと働きがいを目指して(「働きやすさ」と「働きがい」はどこが違うのか;なぜ日本の会社には「働きがい」がないのか)

著者等紹介

守島基博[モリシマモトヒロ]
一橋大学大学院商学研究科教授。1980年慶應義塾大学文学部社会学専攻卒業。82年慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻修士課程修了。86年米国イリノイ大学大学院産業労使関係研究所博士課程修了。組織行動論・労使関係論・人的資源管理論でPh.D.を取得。同年カナダ・サイモン・フレイザー大学経営学部助教授。90年慶應義塾大学総合政策学部助教授。99年慶應義塾大学大学院商学研究科教授。2001年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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タカナとダイアローグ

2
一橋MBAホルダーからすすめられた本日。(師匠らしい) 戦略的人事について語られていたはず 玉突き人事っていうのがゼネラリスト育成にとっては何となく良いかなという面もあるが、プロフェッショナルを育成するためには良くない(気がする) 例えば、大学職員の戦略的人事として 目的 高大連携のプロを育成 入試センター(入口) 学生課(中間) 教務課(教育プロセス) ここで課長くらい 余裕があれば就職課(出口) 経営政策課(客観視) 入試センター(プロフェッショナル) 部長 外部機関に関わりつつ専門性を磨く2017/02/02

きよ

2
概念的な本。人材マネジメントの基本サイクルは、「育成」→「機会の提供」→「成果」→「評価」→「処遇」。かつての人事部は従業員の情報を多く持っていたという指摘を読んでいて、これからは社内でも主体的に情報を発信するメリットが出る仕組みを作れないかなと妄想。あと、良質のフォロアーの能力とは1)リーダーを選ぶ 2)リーダーへ貢献する 3)リーダーを評価する。だそうです。よく考えたら、フォロアーの方が多いんだから、導入すべきはリーダー研修じゃなくて、フォロアー研修なのかもしれないっすね。2014/02/08

koji

1
働きがいと働きやすさなど、何気なく使っている用語をきちんと定義しています。社内でダイバーシティを議論する時に、本書はとても役立ちました。(以前別のペンネームで書いたものをkojiに移しました。)2010/06/29

Komine Hirotome

1
人マネの振替講師による推薦図書。 働きやすさと働きがいか、ふむふむ。 職務評価と職脳評価の違いについては、もっと読みこまないと。2015/05/08

mtsuka

1
雇用の流動化時代を本格的に迎えた日本において、リーダーシップから働き方までいろいろなテーマをロジカルかつ分かりやすく解説。人材マネジメントの基本サイクルを、前工程と後工程に分けての説明はナルホド。現場のリーダーシップに関する説明も腹落ち。働きがいと働きやすさに関する切り口も鋭い。人事評価や働き方のもやもや感をスパッと代弁してもらったような気分。良書。2015/05/01

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