内容説明
ファイナンスを毛嫌いするなんてもったいない。ファイナンスこそが、あらゆるビジネスピープルに不可欠な最強の経営手法なのです。金の卵を産むガチョウの話からファイナンスの本質が理解できてしまう、究極の入門書登場。
目次
第１章 ファイナンスへの招待状（金の卵を産むガチョウのお話；ファイナンスを知らずしてビジネスを語るなかれ；ビジネスのスコアブック ほか）
第２章 ファイナンスの核心（キャッシュフローの求め方；運転資本と経営のスピード；時間軸の設定―永続価値と残存価値の話 ほか）
第３章 ファイナンスが持つ様々な顔（何枚に切ってもピザはピザ―最適資本構成の話；配当は株主のためならず―利益還元政策の話；株主至上主義の是非―コーポレートガバナンスの話 ほか）
著者等紹介
山本和隆［ヤマモトカズタカ］
山本和隆事務所代表。１９８０年、一橋大学経済学部卒。９２年、シカゴ大学ビジネススクール卒、ＭＢＡ（ファイナンス専攻）。旭硝子（株）経営企画室、モトローラ（株）経営戦略部長などを経て、現職。主に営業戦略の策定をテーマとした活動をしている。グロービスマネジメントスクールにおいて十年以上にわたってファイナンスのクラスを担当し、『新版ＭＢＡファイナンス』を執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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今野 富康
5
正直なところ、一発で内容を理解できたかどうか、心もとない（笑）しかし、幾つかの点で指針になるようなポイントがあったと思う。P/L上の利益は、はっきり言うとさじ加減でコントロールできてしまう。例えば、減価償却の計算の仕方を定率にするのか？定額で計算するのか？で大きな差がある。日産のゴーンさんはここの計算方法をいじって７００億ほどの利益をひねり出している。となると、実質に意味のある数字はむしろキャッシュフローということになりそう。日々の経営では現金を数えるほうがP/Lを眺めるよりよほど価値があるなあ。2016/12/17
しゃべる案山子
1
タイトル買した作品。認知度が低いファイナンスに関するはなし。要はお金がいかに流れてるかってとこだと思います。2010/05/26
hijklmno
0
読めば読むほど,「ファイナンスと会計ってなんで分けてるの？基準一緒にしろよ」と思ってしまったけど,それはまた別の話.2010/09/23
Cmas
0
初心者用でしたね。2010/06/27
ダックだ
0
数学が苦手な私でも、読めます。経済学をはじめ、会計関係にいたるまでは、数学の知識が必要ですが学生時代サボった私には、細かい数式や、方程式は理解できませんがそれでも、わかるように書いてあるのは、本当に助かります。完全文系の人間でも理解はできます。この本で信用できるのは、「これだ」とか、「これだけ」といった断定の書き方をしていないこと。ファイナンスは一つの見方であり、会計では、また違う視点が存在することを前提に文章が考えられているので、押し付けがましい部分がありません。2022/08/25
