内容説明
ものづくり日本は健在なり。大地から切り出す七輪、ガード下で作られるハンドメイド自転車、痛くない注射針、世界の女性のヘアスタイルを変えた梳きバサミ、人に優しい竹製の車椅子まで、数々の名品・傑作が今日もどこかで作られ続けている。イラスト・ルポの第一人者が、全国の町工場を訪ね歩く。
目次
ココで作っていたのか―フィギュア/海洋堂
もっとリヤカーを使おう―リヤカー/ムラマツ車輌
紙で紙が切れるの?―特殊紙加工・製造/安達紙器工業
何でも光らせるぞ!―磨き屋シンジケート/小林研業
沖縄の石鹸にほほえむ―石鹸工房/ラ・クッチーナ
優しい車椅子―竹製車椅子/サン創ing
魔法の香りを聴く―お香/松栄堂
手の中のプラネタリウム―プラネタリウム万華鏡/華禅
ガード下のマイスター―ハンドメイド自転車/マツダ自転車工業
ラジコンR/Cで夢を叶える―ラジコン模型/大陽工業〔ほか〕
著者等紹介
小林泰彦[コバヤシヤスヒコ]
画家、イラストレーター。1935年、東京生まれ。社会風俗、旅、自然、スポーツ、登山やハイキングなどのイラストレーションを中心に制作活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Roko
25
町工場の技術力、開発力、持続力があってこその日本なのに、大企業や国が、そういう所の技術を正当に評価しないのは何故なのかなぁ?いまだに大資本・大量生産が素晴らしいのだって勘違いし続けているからなんじゃないだろうか。手作業を大事にしている醤油や味噌などの食品、介護食器とか、リヤカー、車椅子などの、毎日の暮らしを支えていくものなど、町工場のお世話になっているモノがたくさんある生活。これからも続いて欲しいと思います。この本が出版されたのが2008年ですが、継続して営業しているところがほとんどで、ホッとしました。 2023/12/23
takao
4
ふむ2024/04/05
けんとまん1007
3
第二の故郷、新潟が沢山でてきて嬉しかった。人間の匂いがする町工場こそ本物のものづくりだ。2010/01/11
ジョニー出ッ歯
3
町工場のすばらしさが存分に味わえる。いずれはまた、再読したい!2009/08/26
Koji
2
軽い話に終始していて物足りない。題名に遺産とつけていることの意味がわからない。2014/11/25