内容説明
目指すはノーベル賞?学会のドン?それとも巨額の特許収入?―。若き女性博士ブロガーが、科学立国日本を支える研究者たちのリアルライフを紹介。論文執筆から、華やかな海外学会、博士の就職先、ポストドクターの悲哀、女性研究者のモテ度、子育て事情まで、科学者人生の喜怒哀楽を書きつくす。
目次
第0章 「どうして科学者なんかに?」
第1章 科学者の生態分析
第2章 研究で稼ぐには?
第3章 研究をオモテに出す
第4章 博士はどこにいる?
第5章 これができなきゃ科学者じゃない!
第6章 あなたはどの科学者タイプ?
第7章 拝啓総理大臣様 科学立国にするおつもりあって?
著者等紹介
松下祥子[マツシタサチコ]
日本大学文理学部物理生命システム科学科専任講師。日本女性科学者の会理事。1996年東京大学工学部卒業。2000年、同大学院応用化学専攻にて、専攻初の短縮特例として博士(工学)取得。同年、日本学術振興会特別研究員。理化学研究所フロンティア研究システム研究員などを経て、06年より現職。専門は物理化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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takao
2
ふむ2024/07/07
anchic
2
学会参加経験があるので、とても共感する部分がありとても面白く読めました。いつか自分もポスター発表目指して頑張ろうと思いました。2011/03/26
ぴよぴよ
1
すごく面白い!科学者の日常生活から、科学者としての人生について公開している感じでした。理学系の科学者でしたが、実際の生活に参考になると思いました。2009/01/07
コナン
1
オタリーマンとかダーリンは外国人、みたいな漫画にして欲しい!サチさん、普段から面白くて、わかりやすい口語を使う人なんだろうなあ。日本の、研究費や教育機関に対する助成金の基準についての意見に、目からウロコ。保育園を例に。法科大学院に対する文部省の対応がタイムリーな話題だが。読了後⇒⇒ダメじゃん、文部省。20122012/06/13
はにわ
1
科学者の生態「レビュー」。研究だけじゃなくて、論文の出し方、出世の仕方、科学政治まで色々雑多に書き連ねてある。文章の端々からは、著者の科学に対して情熱的で努力家な姿が見て取れる。科学者をもっと社会に解ってもらいたくて、こんな語りかける文体を使っているんだろうなぁ。ネタもじわじわくる面白さ。2010/09/16