出版社内容情報
歴史に大きな影響を及ぼした感染症は、
いったいどのように発生し、どれだけの被害を出し、
文明にどのような影響を与えたか?
また、そこから社会は、人々は、いったいどのように立ち直ってきたのか?
本書では、交易からヨーロッパに広がったペストをはじめ、
大流行から2つの帝国の滅亡をもたらしたとされる天然痘、
上下水道の整備や都市の近代化につながったとも言われるコレラや赤痢、
医療崩壊から拡大し、第一世界大戦の終焉につながったといわれるスペインかぜなど、
世界史を変えた10の感染症を取り上げ、
その蔓延の過程と背景、収束までの経緯について解説する。
内容説明
ヨーロッパ近代化の契機となったペスト流行、南アメリカ大陸征服の武器となったともいわれる天然痘…たび重なる人類と感染症との闘いは、数多くの犠牲者を出しながら、歴史を大きく変容させてきた。世界史を変えた10の感染症について、その蔓延と収束、社会経済にもたらした影響まで解説する。
目次
1 人類と感染症
2 人類史に影響を与えた10の感染症(ペスト;インフルエンザ;コレラ;マラリア;赤痢;結核;天然痘;黄熱;チフス;梅毒)
著者等紹介
脇村孝平[ワキムラコウヘイ]
大阪経済法科大学経済学部教授。博士(経済学)。1954年、兵庫県生まれ。1978年、大阪市立大学経済学部卒業。1989年、大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。大阪市立大学大学院経済学研究科教授を経て現職。専門はアジア経済史、特にインド経済史。疫病の世界史にも関心を持つ。おもな著書に『飢饉・疫病・植民地統治―開発の中の英領インド』(名古屋大学出版会、2002年、国際開発研究大来賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
livre_film2020
雲をみるひと
KAN
in medio tutissimus ibis.
ドットジェピー