感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
18
業者は、麬(ふ)を出す、麬が出ると呼んでいた。麬とは、小麦粉に食塩を加えて、グルテンを変性させ、粘り気を出すこと(26頁)。このような表現は和食が無形文化遺産となったため、知っておきたい知識である。食塩文化の進化の法則(96頁~)。馴れずしは、20Cの現代、タイ、ベトナム山間部、中国雲南省山間部、ボルネオ、台湾山間部、日本列島弧に至る広範な地域に分布(96頁)。シトギとは、水にうるかしたウルチ米を臼で搗くか擂鉢であたり、大形の大福モチほどに形をととのえたたべ物(140頁)。2015/09/23
takao
4
ふむ2024/04/27
にゃん吉
1
著者は、日本の津々浦々をめぐり、日本の食文化を探ります。特に印象に残ったのは、マタギの食文化。アオのヨドミ、ウサギのホロホロ、サルの貝焼、クマのナガセ汁など、いくつかは、諸事情により、既に出版時に幻の珍味となっていたり、食べられるとしたら食べるかというと、躊躇ってしまいそうな野趣あふれる品々。日本の肉食文化に関する貴重な記録と思います。
ふじ
1
あっぷる書店 300円 2010年10月25日購入。2010/11/02
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