出版社内容情報
○2014年6月に日本能率協会マネジメントセンターから刊行された同名書の文庫化。
○大ヒット番組「世界ふしぎ発見!」の企画書に当初書かれていたのは、「あなたもインディージョーンズになってみませんか?」というコピーでした。しかし、このコピーだけではどんな番組なのかわかりません。そこで企画を通す際の企画書には「世界の歴史や文化をテーマにしたクイズ番組」と書かれました。また、フジテレビの人気番組「めざましテレビ」の当初の企画書には、「見るラジオ 聴くテレビ」とありましたが、方向性が曖昧で、会議は迷走しました。その後、あるプロデューサーが「とにかく、フジテレビらしい朝から元気が番組」というひと言を発したことから、番組のイメージが固まっていったのです。
○どんなに優れたアイデアもひと言で説明でできないと、イメージが膨らまず、周囲に伝わりません。
本書は、長年放送作家として活躍し続けてきた著者が、「ひと言」で表現でき、ウケるアイデアを生み出す技を公開。さまざまなテレビ番組や映画、広告、ヒット商品を例にしながら、ヒットのコツを教えます。
内容説明
「トンガリ幻想」を捨てよ。ベタ(定番)の力を侮るな。「ベタ」と「新しさ」の理想のバランスを目指せ―。「世界ふしぎ発見!」「TVチャンピオン」など数々の人気番組に携わってきた放送作家が、“見えるひと言”で企画を通し、多くの人々を巻き込み、大ヒット・ロングセラーを生み出す方程式を教えます。
目次
第1章 ウケる企画は、みんな「ひと言」(ヒット企画には共通点がある;あのヒット番組も「ひと言」で始まった!;ハリウッド映画の企画も「ひと言」で決まる!;センスがなくても「ひと言」はつくれる;企画は5つのSでうまくいく)
第2章 ウケるアイデアの5原則(「トンガリ幻想」は捨てよ;「ベタ」の力を利用せよ;“ベタ”に「新しさ」をプラスαせよ;「ベタ」と「新しさ」の理想のバランスを目指せ;ヒットする企画の「カタチ」を知る!)
第3章 「ひと言」企画の発想法1 アイデアを生み出す(ひと言の種を蒔こう!;まずは「実現できそうなもの」から考えてみる;賢者の知恵―「ベタ」を徹底的に利用する;お調子者の美学―アイデアを平行移動する;プラスαの「魔法」をかける;プラスαのネタを増やす;ひらめきを得るための5段階)
第4章 「ひと言」企画の発想法2 アイデアをひと言にまとめる技術(見える「ひと言」をつくり出す3つのステップ;つくった「ひと言」は必ず見直そう)
第5章 「ひと言」を強く、確実に伝えるために(ひと言で企画を通す;伝え方の黄金パターン「ナナヘソナスの法則」)
著者等紹介
石田章洋[イシダアキヒロ]
放送作家。1963年岡山県生まれ。30年以上にわたって各キー局のバラエティ番組・情報番組・クイズ番組・報道番組など、あらゆるジャンルのテレビ番組の企画・構成を担当。日本脚本家連盟員。テレビ朝日アスク放送作家教室講師。市川森一藤本義一記念東京作家大学講師。構成を手がけた「世界ふしぎ発見! エディ・タウンゼント 青コーナーの履歴書」が第45回コロンバス国際フィルム&ビデオ・フェスティバルで優秀作品賞を受賞するなど、番組の企画・構成に関して高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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