出版社内容情報
「すべてのことを<あるがまま>に受け入れる」「プレー中は、余計なことは言わない、しない、考えない」「最悪を覚悟して、最善を尽くす」――。前人未踏の日本アマ6勝、アマチュアゴルファーの理想といわれた中部銀次郎の生涯と球聖ならではの箴言に、ゴルフの要諦を知る。
◆中部銀次郎さんが亡くなって18年が経つが、いまだに信奉者が後を絶たない、それは彼の教えが、ゴルフをする者にとって、まさに真髄をついているからだ。彼の残した言葉は、ゴルフをすればするほど、目から鱗が落ち、腑に落ち、心に響いてくる。それは中部さんが生涯、真剣にゴルフに取り組んだからに他ならない。
中部さんは子供の時に大洋漁業の経営者である父からゴルフを教えられたが、幼少期からゴルフにおいて大切なことを1つ1つ学び、それを心に刻んで腕を上げていった。高校時代に日本代表選手に抜擢され、甲南大学時代は史上最年少で日本アマチャンピオンに輝いた。卒業後も日本アマに挑戦し続け、前人未踏の6度の優勝を果たす。世界アマなどにも挑み、その都度、多くのことを学んでいった。
◆本書は、中部さんの幼少期から日本アマ6度の優勝、さらには亡くなるまでに学び得た、ゴルフにおける最も大事な事柄を格言として書き表しながら、彼の生涯をまとめていくもの。
中部さんの本はこれまでに多く刊行されてきているが、子供時代、ジュニア時代、学生時代をしっかりと描いたものはまったくと言って良い程なく、中部ファンにとっては貴重な読み物となる。スコアアップにつながる中部語録がいかにして生まれたのか? その背景となる中部さんの生涯や競技人生を辿りながら、ゴルフの要諦を紡ぎ出す。アマチュアゴルファーにも、大いに役立つ一冊になる。
内容説明
「すべてのことを“あるがまま”に受け入れる」「ナイスショットの数を増やすより、ミスショットの数を減らすこと」「起こったことに鋭敏に反応してはいけない。柔らかくやりすごす」―。前人未踏の日本アマ6勝、アマチュアゴルファーの理想といわれた中部銀次郎の生涯と、「球聖」ならではの箴言に、ゴルフの要諦を知る。
目次
第1章 少年時代―父・利三郎からのゴルフプリンシプル
第2章 高校・浪人時代―世界アマで知った「井の中の蛙」
第3章 甲南大学時代前期―2回戦ボーイから日本アマ初優勝へ
第4章 甲南大学時代後期―2度目の日本アマ優勝、そして学生王者
第5章 社会人下関時代―日本アマ連覇と父の死
第6章 社会人東京時代―現役復帰と日本アマの優勝、そして…
著者等紹介
本條強[ホンジョウツヨシ]
1956年生まれ。成城大学卒業。ゴルフ雑誌編集を経て、スポーツライターに。現在は様々なジャンルの編集と執筆に携わる。『書斎のゴルフ』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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