日経ビジネス人文庫<br> 30の神社からよむ日本史

電子版価格
¥880
  • 電子版あり

日経ビジネス人文庫
30の神社からよむ日本史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532198657
  • NDC分類 175.9
  • Cコード C0121

出版社内容情報

神社と有力者の関係、神になった英雄。神社には知られざる歴史的逸話が眠っている。神社参拝、御朱印集めがもっと楽しくなる1冊!鳥居の向こう側に隠された、歴史の真実に迫る!

「パワースポット」として注目され、「御朱印ガール」なども登場するほどブームが過熱している神社。
神社は信仰の対象として日本人の生活に密着しているだけではありません。歴史上の著名な出来事の舞台となることが日常茶飯事であり、ときには戦場となることさえありました。

本能寺の変の前、明智光秀がその決断を神に求めたように、神社が歴史を動かした事例は多いです。
菅原道真や吉田松陰、乃木希典、東郷平八郎のように、歴史上の人物が神となる事例も少なくありません。

本書は30の神社を舞台に歴史を読み解くことで、日本史の裏側を浮かび上がらせるもの。
取り上げる神社は東北から九州、四国まで全国にまたがります。

北海道
 北海道神宮

東北
 出羽三山
 塩竈神社

関東
 神田明神
 日枝神社
 明治神宮
 三囲稲荷
 乃木神社・東郷神社
 鶴岡八幡宮
 鹿島神宮
 日光東照宮

中部
 浅間神社
 諏訪大社
 秋葉神社
 熱田神宮

近畿
 伊勢神宮
 賀茂神社
 御霊神社
 愛宕神社
 平安神宮
 橿原神宮
 熊野三山
 湊川神社

中国
 出雲大社
 厳島神社
 松陰神社

四国
 金刀比羅宮

九州
 大宰府天満宮
 宇佐神宮
 水天宮

安藤 優一郎[アンドウユウイチロウ]
著・文・その他

内容説明

神社と時の有力庇護者の関係、血なまぐさい事件、神になった英雄たち―。神代の昔から存在する鎮守から、実はけっこう新しい神社まで、神社には知られざる歴史的逸話が数多く眠っている。参拝、御朱印集めがもっと楽しくなる1冊!

目次

北海道神宮―なぜ明治に入って札幌神社が創建されたのか
出羽三山―なぜ松尾芭蕉は出羽三山を参詣したのか
塩竃神社―なぜ伊達政宗により厚く信仰されたのか
神田明神―なぜ徳川将軍家は神田明神の祭礼を見物したのか
日枝神社―なぜ徳川家により厚く尊崇されたのか
明治神宮―なぜ渋沢栄一は東京に明治天皇を祀ろうとしたのか
三囲稲荷―なぜ三越本店に三囲稲荷が祀られているのか
乃木神社・東郷神社―なぜ乃木希典や東郷平八郎が祀られたのか
鶴岡八幡宮―なぜ源実朝は暗殺されたのか
鹿島神宮―なぜ安政大地震後に鯰絵に描かれたのか〔ほか〕

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
歴史家。文学博士(早稲田大学)。1965年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。JR東日本「おとなの休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価

akky本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クナコ

8
初読。日本史における時の権力者たちと神社の関係、事件、神体に祭り上げられた偉人などの紹介。基本的に神社の祭神は古事記・日本書紀に登場する神話の神々であるが、本書においてはあえてそれらには触れず、歴史上の人物の行動理念や神社創建の意図などに的を絞って解説されている。個人的には歴史よりむしろ神話の方が興味があるので、紹介される時代によっては眠気と戦う必要があった。読んだ感想としては、本書前書きで言うほどには「神社が歴史を動かした」印象はなかった。歴史を動かした人々の影響で今日の各神社がある、くらいか。2025/01/17

ゆうゆう

8
それぞれに歴史あり。どこもかしこも行ってみたい。神田明神、日枝神社、明治神宮、三囲稲荷、乃木神社、東郷神社…都内だけでも、あ、行ったことないわ!色々お願いしたいことばかり…2020/06/11

vianase

5
古来より、人々の生活と共にあった神社。それは、歴史上の出来事とも密接な関係にあったことを意味している。天皇家や戦国大名、即位や戦、人生の節目にあるときに、彼らは信仰という形で神社と密なかかわりを持つ。現代も昔も、人は、自分の信念に自信が持てない時、神様に近づきたくなるという部分では、変わらないのだなと感じた。各々の神社の成り立ちや、由来などが紹介されていて、参拝にいくときに、より対象の神社に対して、理解が深まると感じた。2019/01/05

ふたば

5
すべて覚えられたわけではないが、神道と権力者は、切っても切れない関係にあるのだと理解する。合理主義の権化のように思っていた信長でさえ、神頼みすることがあるのだということに驚き、橿原神宮や平安神宮が明治になってからの創建と知って驚いた。 広く庶民にも信仰された神社から、権力者の心の支えとなった神社。神様は、日本人の心の中に住み着いているな、と感じた。2018/09/15

トリオネア

4
橿原・平安神宮が近年建てられたことや、権力者たちがいかに民衆の支持を得るための伝家の宝刀や大義名分として神の名を利用してきたかなど、神社の歴史がよくわかる。2019/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12984295
  • ご注意事項

最近チェックした商品