日経ビジネス人文庫<br> 米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ

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米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532198350
  • NDC分類 399.2
  • Cコード C0131

出版社内容情報

●『孫子』『戦争論』初の比較分析
古今東西、戦略と戦争を論じた最も重要な文献として広く認知されてきた『孫子』とクラウゼヴィッツの『戦争論』。『孫子』は簡潔な表現スタイルだが、『戦争論』は浩瀚にして難解な書物。スタイルも分量も真逆である両者をいったいどのように比較するのか? 本書は、『戦争論』研究家として『戦争論』を徹底的に読み込み、真に評価すべき言葉を選りすぐってきたかつてない書。不可能と思われてきた両者の比較を大胆に行い、矛盾点、類似点、補完関係を明らかにします。
戦略論の本質としてどのような知恵を残しているのかに焦点を絞り、統率、インテリジェンスなどトピックスごとに両書の極めつけの言葉を取り上げて解説。あたかもクラウゼヴィッツと『孫子』の著者である孫武が戦略をめぐって対話を行っているかのような体裁となっている。両者の名言集とも言える内容。軍事戦略の2大名著のエッセンスがコンパクトな1冊で理解できてしまう優れものである。

内容説明

戦略と戦争を論じた最も重要な書『孫子』と『戦争論』。スタイルも分量も真逆な両者をいったいどのように比較するのか?本書は、統率、インテリジェンスなどトピックスごとに両書の極めつけの言葉を取り上げて解説した米陸軍戦略大学校のテキスト。不可能と思われてきた両者の比較を大胆に行い、矛盾点、類似点、補完関係を明らかにします。

目次

イントロダクション―『孫子』と『戦争論』はコインの裏表
叙述と研究のスタイルに惑わされるなかれ
戦争の定義に関する誤解―分析レベルの問題
政治のリーダーシップと軍事的指導者・指揮官の微妙な関係
戦争の合理的見積もりは可能か―目的と手段の相互関係
戦争の逆説的な三位一体を理解する
「戦わずして勝つ」の理想と現実―流血なき勝利と決戦の追求
兵力数がすべてか?
欺瞞、奇襲、情報、指揮統率の位置づけの違い
インテリジェンス・情報は『孫子』の真骨頂
有能な指揮官は計画をそのまま遂行できるのか―指揮と統御
意外と多い共通点―軍事的指導者の役割
何がもっとも重要か―指揮官の資質
戦場における環境と軍隊指揮官の直感力のジレンマ
勇敢さと計算(打算)どちらが重要か
両者は補完関係

著者等紹介

ハンデル,マイケル・I.[ハンデル,マイケルI.] [Handel,Michael I.]
インテリジェンス、クラウゼヴィッツ研究の世界的な権威。アメリカ合衆国海軍戦略大学戦略学前教授(1983‐1990)。ハーバード大学にて博士号(Ph.D.)取得。専門誌「情報と国家安全保障」創刊者、2001年逝去

杉之尾宜生[スギノオヨシオ]
1936年鹿児島生まれ。防衛大学校応用化学科卒業。陸上自衛隊入隊、第7師団戦車大隊、同偵察隊、中央調査隊、第1師団偵察隊、中央資料隊、防衛研修所戦史部、防衛大学校助教授・教授(元1等陸佐)を経て、現在、(株)陽雄顧問、戦略研究学会顧問、日本クラウゼヴィッツ学会顧問、孫子経営塾顧問

西田陽一[ニシダヨウイチ]
1976年生まれ、ワシントン州立大学経済学部卒業、現在、(株)陽雄代表取締役、私塾「御宙塾」主宰、NPO法人外交政策センター理事、日本クラウゼヴィッツ学会理事、防衛大学校・自衛隊幹部学校講師(部外非常勤)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bashlier

18
3/5 2000年以上時が離れ、国も遠く離れたクラウゼビッツと孫子を比較検討するというテーマが秀逸。ただし、引用と背景説明が大部分でメインの考察は著作の半分程度だ。原書を読まれた読者にはやや物足りないかもしれない。ただし、指摘は非常に面白く、一読の価値はある。原書に手を出しあぐねている方には二冊のエッセンスを読み解けるよい読書となる可能性があるので、下準備としてオススメしたい。2018/01/29

春風

13
孫子と戦争論は、時代的・地理的・文化的にも隔たった著作であり、通例その差異が取り沙汰されてきたという。対して本著はその共通点を、孫子と戦争論の引用で恰も孫武とクラウゼヴィッツが対話しているかの如くに浮き彫りにする。反対に、情報や欺瞞などに代表される両者の考え方の差異も表出する。著者は、これは作戦レベルなどの差異に由来するという。これは著者が本著では深掘りしなかったと名言する文化的差異に起因する、思潮の違いに由来するものでもあるだろう。両著の普遍性と補完性を実感でき、且つかなりコンパクトに纏められた良著。2018/03/07

Ryo

9
戦略論の大著、孫子の孫子とクラウゼビッツの戦争論は、比較された上で、差異ばかり強調されて来た。しかし、それぞれの行間を読めば、各々の思考の根っこは近似のものであり、瑣末な部分に於いての差が強調されているに過ぎないという本。孫子は戦略レベルであり、クラウゼビッツは作戦〜戦術レベルで語られている印象。戦争論は読んでいないが、これを読むにクラウゼビッツは天才指揮官の重要性を説きつつも戦場に於ける変数を極力無くし、凡人でも戦争遂行が可能になる術を示したのではないか。大して孫子は非凡な相手に向けて書かれた様に思う。2017/09/22

in medio tutissimus ibis.

5
時空を隔てて書かれた戦争論が時に真逆とされるにも拘わらず、その実は殆ど同一の事を語っており、またその差異は著者が重視した戦略レベルに起因するために相矛盾するわけではなく、相補的な関係にある。端的に言えば、『孫子』に於いて語られる戦争は外交を含む戦略だが、『戦争論』では政治決定されまさに発動する戦術なのである。また、『孫子』が端的に結論のみを記す虎の巻なのに対し、『戦争論』が読者に嗜好を求める理論書であるという違いは、著者の想定した読者や、著作の目的の違いであり、そういう性質も鑑みる必要があるのだとわかった2017/10/12

yuki

3
「孫子」と「戦争論」の違いは僅かというか、想定している状況が異なるので比較が困難で、著者も書いているが補完的なものだった。なんとなく、情報等を重視する「孫子」の方がビジネスには使える感じ。2019/02/11

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