出版社内容情報
人の心は移ろいやすい あまりに期待しすぎるな??。現代人に送る珠玉の処世訓を、現代語訳、図解、解説とともに紹介。人の悩みは、いつの世もそんなに変わらない!
鎌倉時代の14世紀にまとめられ、兼好法師の作と言われる「徒然草」は、だれもが一度は学校の授
業で学んだ古典中の古典ですが、あらためて通読してみると、現代に通ずる人生訓、人間論、処世の
書として読むことが可能です。本書は徒然草のなかから、現代の読者が参考になりそうな「段」の現代
語訳を解説、図解とともにまとめた「徒然草入門」です。
「勝とうとするな。でも負けるな」
「改めても利益のないことは、改めないほうがいい」
「お金があっても使わなければ貧乏人と同じだ」
「長居は迷惑。用が済んだらすぐ帰れ」
「これで十分、と思えば幸せ」
「一芸に達した者の言動には必ず一理ある」
「人の噂をするくらいならもっと価値のあることをせよ」
「他人も自分もあてにするな」
「よく知っていることこそ、慎重に発言せよ」
等々、どこから読んでも心に浸みるメッセージ満載の一冊です。
パート1 『徒然草』と兼好法師?時代と人物像
パート2 人?勝とうとしない生き方
パート3 金?持つと危険、持たぬと悲惨
パート4 世間?理屈では割り切れない
パート5 美?変化の中にあり
パート6 死?直視できないけれど
山田 喜美子[ヤマダキミコ]
古典文学研究科。
1951年佐賀市生まれ。74年中央大学文学部卒業(社会学)。出版社に勤務のち、フリーエディターとして『東海道五十三次ハンドブック』『奥の細道の旅ハンドブック』『決まり文句の辞典』(以上、三省堂)等を企画・編集。2000年鶴見大学日本文学研究科研究科博士後期課程単位取得退学。専門は初期俳諧。05年淑徳大学オープンカレッジで「おくのほそ道と芭蕉」の講師を務め人気講座となり、以降「徒然草」「百人一首」などを担当。
造事務所[ゾウジムショ]
編集プロダクション
歴史・文化・宗教に造詣が深く、雑学をはじめ、生活実用まで幅広いジャンルの単行本の編集・執筆を行う。1985年設立。編著となる単行本は年間40数冊にのぼる。
内容説明
人の心は移ろいやすいもの、あまり期待しすぎるな、何に執着するかでその人の器がわかる、世間の噂はほとんどが嘘、たくさんの財産は苦労と愚行をもたらす―。現代人も七百年前の人も、抱える悩みはそれほど変わらない。名随筆の読みどころを、現代語訳、図解とともに丁寧に解説。
目次
1 『徒然草』と兼好法師―時代と人物像
2 人―勝とうとしない生き方
3 金―持つと危険、持たぬと悲惨
4 世間―理屈では割り切れない
5 美―変化の中にあり
6 死―直視できないけれど
著者等紹介
山田喜美子[ヤマダキミコ]
古典文学研究家。1951年佐賀市生まれ。74年中央大学文学部卒業(社会学)。出版社に勤務のち、フリーエディターとして『決まり文句の辞典』(以上、三省堂)等を企画・編集。2000年鶴見大学日本文学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は初期俳諧。05年淑徳大学オープンカレッジで「おくのほそ道と芭蕉」の講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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