内容説明
世界を揺るがす金融危機は、日本が歩んだ道と何が同じで、何が違うのか―。バブル崩壊後、長期低迷に苦しんだ日本経済の再生策を包括的に説き、現実の政策に大きな影響を与えた1冊を文庫化。日経・経済図書文化賞、大佛次郎論壇賞奨励賞を受賞。世界経済危機と本書の関連について、新たに増補した最終章で詳細に論じる。
目次
第1章 バブル崩壊と失われた十年
第2章 経済政策の誤解―マクロ経済とミクロ経済との相克
第3章 不良債権問題の経済学―モラルハザードと信用収縮
第4章 バランスシートの罠―日本経済が陥った「停滞均衡」
第5章 日本経済への処方箋―経済政策の「第三の道」
第6章 これからの十年―四つのシナリオ
第7章 新たな経済理念・制度の構築に向けて―既成概念、既成制度・組織の打破
文庫版のための最終章―二〇〇一‐二〇〇九:日本再生から世界経済危機へ
著者等紹介
小林慶一郎[コバヤシケイイチロウ]
経済産業研究所上席研究員。1991年東京大学大学院修了(工学修士)、通商産業省入省。1998年8月シカゴ大学より経済学博士号(Ph.D.)取得。通産省大臣官房政策審議室課長補佐等を経て現職
加藤創太[カトウソウタ]
東京財団上席研究員、経済産業研究所上席研究員。国際大学教授などを兼務。1991年東京大学法学部卒、同年通商産業省入省。ハーバード大学ビジネススクール修士課程(MBA、優等号取得)、ミシガン大学政治学部博士課程(Ph.D.)、通産省国際経済課課長補佐等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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