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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あまね
22
西岡常一さんの本、3冊目。前半は日経新聞に連載されていた『わたしの履歴書』を纏められ、後半は西岡さんとご縁の深かった方々へのインタビューとなっています。インタビューは、河合隼雄先生と西岡さんのご子息が面白かったです。含蓄のあるお話に、今回もたくさん勉強になりました。2020/03/21
藤枝梅安
22
西岡さんの「自伝」に関係者の対談やインタヴューをあわせた1冊。「日経ビジネス人文庫」なので、関係者の話がビジネスの視点で語られている部分もある。2011/02/02
金吾
13
○やはり極めた人は凄いと感じさせてくれます。視点が広く、全体から仕事をとらえていると思いました。おじいさんも凄いと思います。現代ではなかなか出てきにくい人物だと思いました。2020/10/19
るい
6
宮大工という仕事の壮大さと尊さを感じた。読めば読むほど、西岡さんの考え方や生き方に感銘を受けた。「木を買わず山を買え」という宮大工としての口伝だけでなく、「人の非を責める前に自分の不徳に思いをいたせ」という生き方の口伝にもうなずけた。「そんなこと言うたらヒノキが泣きよります」のエピソードには、胸を打たれた。千年先を考えて造るというスケールの大きな仕事ぶりに、とにかく圧倒された。2017/12/04
小木ハム
6
再読。建築界屈指の偉人でしょう、というか名言の源泉のようなお方。木と土を愛する。教育者を目指す人間は、まず農業をしてみろというのはなるほどなと思った。それでうまくつくれない人は教師に向いていない。時代を逆行するようでいて、ブレない真理がそこにある。『学門ほど人間を毒するもんはない。学門に縛られたら、それ以上の人間の成長もない。ただし無知はバカと一緒。知ったうえで捨てなさい』2015/05/18