内容説明
急速に発展するインド経済の今をデリー駐在記者が現地報告。主要産業の現状から、経済の担い手の横顔、都市部で台頭する新富裕層、インド経済の課題とリスクまで、インド入門書として手軽に読める書き下ろし。
目次
序章 世界が注目するインド経済
第1章 世界経済の一員となったインド経済
第2章 IT先頭に伸びるインド産業
第3章 農業は隠れた巨大産業
第4章 インド株ブームはいつまで
第5章 深まる日本との関係
第6章 インド経済の担い手たち
第7章 インド経済の課題とリスク
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mittsko
5
2007年刊。経済発展の始まったインドの総論的紹介。日経新聞ニューデリー支局を筆頭に、同新聞社編で「日経ビジネス人文庫」のために書下ろし。こういう本が日経から出ること自体、インド研究者としては隔世の感がある。同年1月、NHKスペシャル『インドの衝撃』(10月に書籍化)が新しいインドの姿を日本人にすり込むのに決定的だったわけだが、本書は同年5月の発行、同時平行の企画だったことがわかる。新たな日印関係の最初期の記録である本書、どこがというわけではないが、まだまだビミョーーーに上から目線が残る。そこにこそ注目2018/07/10
Kei
5
世界の経済状態とかをもっと知っていれば、この本から吸収できる知識ももっと多かったと思う。とりあえず勉強不足ということはよく分かった。この本を読んでから友達とインドへ旅行に行ったが、とても衝撃的な国だった。2015/10/15
はせこー
1
成長著しいインド。 本書を読んだなかで、交通・産業インフラの脆弱さが大きな問題の一つとして挙げられていた。反対に日本ほどインフラが整っている国はない。2012/02/14
うえ
0
「インドの独立以来の社会主義的な計画経済は破綻寸前だった…計画経済との決別は,既得権益に執着する財界の反発を受け,何度も挫折していた」海外M&A「06年の投資額は99億ドルに達し,05年の2・3倍に膨らんだ…1件当たりの投資額も同56%増の5200万ドルと大型化」「出生率は2%弱であり,3%を大きく超えている湾岸アラブ産油国などに比べれば「産児制限の優等生」」UAE「人口抑制への取り組みでは,我々はインドを見習わなねばならない」2014/08/03
ショージ
0
ちょっと中身が古いので、知識の更新が必要。2014/01/23
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- 和書
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