出版社内容情報
日本経済の未来は「過去」にある――。江戸から第二次大戦中に至る日本経済をたどり、今日の日本経済を形作っている「原型」を探る歴史読み物。「貧しく遅れていた戦前」という常識をひっくり返すエピソード満載。
内容説明
戦前の日本は今よりもずっと自由な国だった―。江戸時代から第二次世界大戦に至る日本経済を、映画や当時の世相を織り交ぜながらたどり、今日の日本経済を形づくる「原型」を探る歴史読み物。「貧しくて遅れていた戦前」という常識がひっくり返るエピソード満載。
目次
日本の成功はプロフィット・シーキング活動による
江戸のマーケット・メカニズム
開国と維新のインパクト
アジアのイギリスを目指して
繊維が支えた工業化の成功
市場経済への批判始まる
第一次世界大戦後経済の憂鬱
盛んな都市間競争
会社人間あらわる
補助金行政ことはじめ
金融恐慌の教訓
金解禁と恐慌による体制の崩壊
現代を縛る太平洋戦争
別の道はなかったのか
著者等紹介
原田泰[ハラダユタカ]
大和総研チーフエコノミスト。1950年東京生まれ。1974年東京大学農学部農業経済学科卒業。同年経済企画庁入庁。経済企画庁国民生活調査課長、同海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官を経て、現在に至る
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