内容説明
風呂場のタイル、牛乳の紙パック、そしてマンホールのふた―。日頃何気なく見過ごしている身の回りの物にちょっと注意を向けると、たくさんの美しい真理が秘められていることに気づく。数式が出てこない、みんなで楽しめる数学の本。
目次
1 畳敷きの知恵(タイル張り―五角形、六角形のタイルでもすき間なくきっちり;畳敷きの知恵―畳四枚のカドを一カ所に集めずに調和の美 ほか)
2 お誕生会(点数主義の落し穴―平均点より上でもビリに近いことも!;視聴率―調査人数と精度との関係は ほか)
3 ハサミと歯車(五重の塔―現代の柔構造建築を先取り、地震でも安心;吊橋―国立競技場の屋根も同じ構造 ほか)
4 競馬必勝法(あみだくじ―立体交差で考えれば当たりもはずれも思いのまま;二十人でジャンケンすると―勝負がつくまで千回はジャンケン・ポン ほか)
5 ケーキの切り分け(酒の量り売り―六合マス、傾け方で四合も量れます;はかりの分銅―目方を三倍ずつにすればおもりは少なくてすむ ほか)
著者等紹介
中村義作[ナカムラギサク]
1928年生まれ。日本大学工学部電気工学科卒。日本電信電話公社研究所、信州大学等を経て現在東海大学教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるむ
1
中々ついていけない部分も多いが、身近なものについての話は面白い。とくに第四章がよかった。2016/03/04
ねええちゃんvol.2
0
★★★2012/03/21
Maxshingo8
0
日常の不思議を数学で解き明かす本。今から30年以上前に連載されたもののようだが、内容は不変のため色褪せない。しかし、クイズや雑学番組が溢れている現在ではどこかで聞いたことがある話しが多い。マンホールの蓋が丸い理由は皆さんが想像する通りで間違いないです。あみだくじが何故一対一で対応するのかの説明が非常にわかりやすく、子供への説明に使ってみようと思った。2018/07/08