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日経ビジネス人文庫
経済学殺人事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532192136
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

限界効用から情報の経済学まで、難解な経済理論が楽しく学べる異色ミステリー。ハーバード大学で起きた4人の死をめぐって、ノーベル賞学者フリードマンがモデルといわれる名探偵スピアマンが謎解きに挑戦する。

内容説明

教授任用審査をめぐって、ハーバード大学で連続殺人事件が起き、静かな大学町を震撼させる。功利主義から限界効用学説、情報の経済学までの基本的考え方が、謎解きの過程で読者に身に付くように工夫されたアカデミック・エンターテインメント。

著者等紹介

青木栄一[アオキエイイチ]
翻訳家。1930年生まれ。東京教育大学文学部卒。北海道新聞ワシントン特派員、論説委員、共立女子大学教授などを歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘタ

15
テニュア審査の結果を苦に、若手研究者のゴッセンが自殺したという報道が流れるが早いか、審査会構成委員の教授二人を殺害したかどでゴッセンの婚約者が起訴される。犯人捜しの過程はあっけないが、ミステリーを読み慣れていない私には十分面白かった。また、科学の舞台設定みたいなことについては社会科学の入門的なものを読んでもストンと落ちなかったのですが、本書のおかげで膝を打つ思いをした。2019/02/20

kobaton

2
ヴェブレン効果!価格が上昇すると効用が上がるという有閑階級の衒示的消費行動。学者が学問を追及する姿って、この消費行動に似てないか。論理が複雑になればなるほど燃える!ってか。まさに「見せびらかし」...この小説はそんな動機で書かれた本だ。経済学を少しかじっていると楽しく読める。逆に用語に馴染みがないとさっぱりだろう...「私達は実験の代わりに理論を立てるわけで、その理論は現実に即しているからではなく、役に立つからこそ価値があるのです」という主人公の言葉がまさに、経済学とこの本の存在意義を言い当てている。2017/04/18

ブルーローズ

2
5月19日読了。 ハードカバーは昔読んだので再読。本当に人間は最適を求めて行動するのか?というのをこうやってミステリで身近に示してくれている。社会人ならおなじみの用語が並んでいるだけなので、さらっと読めるでしょう。2012/06/12

Nozaki Shinichiro

0
「経済学的センスではこう考える」という事柄を、おしゃべりな経済学者である主人公を通じて説明。話にめっちゃ引き込まれるはしないが、譬え話風でわかりやすいのは良かった。2012/12/19

ありうす

0
 再読。小説形式で経済理論を紹介した書物。虻蜂取らずとまでは言わんが、少なくとも一挙両得とは言い難い。勿論知識をつけたいならしかるべき入門書にあたるべきだが、門外漢が軽く触れたいだけならこの程度でも問題はなかろう。一方でミステリーとしては……。2023/05/25

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