日経ビジネス人文庫
リスク〈下〉―神々への反逆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532190804
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C0133

出版社内容情報

書名

内容説明

古代ギリシャから筆を起こし、パチョーリ、パスカルらのパズル解明、確率論の発見、ルネッサンス・宗教改革による思想の自由化、保険の仕組みの考案など、数千年におよぶリスク探求の営みがここに蘇る!全米の知識人・書評子に絶賛された現代人必読の名著。

目次

一七〇〇~一九〇〇年 限りなき計測(サヤエンドウと危険;至福の構造)
一九〇〇~一九六〇年 曖昧性の塊りと正確性の追求(無知についての尺度;根本的に異なる概念;カロリー以外はすべて計測した男 ほか)
未来へ 不確実性の探求(不変性の失敗;理論自警団;別の賭けの素晴らしい仕組み ほか)

著者等紹介

バーンスタイン,ピーター[バーンスタイン,ピーター][Bernstein,Peter L.]
1940年ハーバード大学卒業。在学中、レオンチェフなどの教えを受け、ハイルブローナーと最優等を競う。ニューヨーク連銀、ニューヨーク共同銀行などを経て投資顧問会社バーンスタイン・マコーレーに勤務、65年同社代表。73年ピーター・L・バーンスタイン社を起こし、コンサルティング活動を続ける。世界各地で講演経験を持ち、著作も多数ある

青山護[アオヤママモル]
1975年横浜国立大学経営学部卒業、82年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。横浜国立大学教授。99年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリナ松岡

9
僕にはやや読みにくく読み切るまでにかなり時間がかかってしまいました。もちろん世間の評判通り読む価値はある本で、この本からリスク回避についての研究の積み重ね・思考錯誤の変遷を知ることにより、リスクとその回避手段を意識する癖が身につくのではないかと思います。個々のエピソードは理解できず消化不良に感じるものもありましたが、それぞれにフォーカスを当てた書籍にあたれば良いかな、と。しかしまぁ、デリバティブがリスク回避の手段というのは、言われてみれば当たり前なんですが、全然そんな認識ありませんでした。2017/02/07

Tomohiro_Y

5
こちらも読了。長かった。。。。翻訳が読みにくいけど、内容はそれほど難しくない(数式とか専門性が少ない)ので一般向け。下は20世紀、計量化による実社会への影響、特に投資市場の話が主。プロスペクト理論を予測理論と訳すところに時代を感じました。程度の差はあれ、「常に二種類の人間の変わらぬ緊張関係が出てくる。一方は確率のような計量的方法に基づいた意思決定を、他方は未来について自らのガッツを信じる人々である。」この言葉をうまく飲み込めるかどうかでしょう。つまり、常に人はなんらかの意味で無知なのだから。2013/09/14

Yukihiko Yoshimine

4
アメリカの南部連合が発行した「七%綿ローン」が面白い。 3万英価貨もしくは7500万仏フラン及び一ポンド六ペンス硬貨に相当する綿で支払われる。 一種のオプション取引になっています。2016/11/25

M_Study

4
下巻はファイナンスの話が中心。株式の変動性や、分散投資の有効性など。デリバティブなど高度な金融商品がどのように生み出されたかも書いてあるが、難しくてよくわからなかった。2015/07/11

うさぎ

3
読みやすいのは上の方。下はただしんどかった。スピードアップして読んだので理解できていないかも。また少ししてチャレンジしてみる。興味はあるのです。訳すの大変だっただろうなー。2014/10/09

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