出版社内容情報
霞ヶ関封建制、会社主義、福祉国家……日本は実は「社会主義」の国だった。市場の力を前にして、国家の終わりと運命を共にしたくなければ、個人が自力で資本主義の中を泳ぐ方法を見つけるしかない。世の常識に挑発をかけ、日本の新たな「始まり」を説く痛快評論。
内容説明
霞ヶ関封建制、会社主義、福祉国家…日本は実は「社会主義」の国だった。市場の力を前にして、国家の終わりと運命を共にしたくなければ、個人が自力で資本主義の中を泳ぐ方法を見つけるしかない。世の常識に挑発をかけ、日本の新たな「始まり」を説く痛快評論。
目次
1章 老化する日本
2章 無力化する政治
3章 治らない赤字病
4章 福祉国家の崩壊
5章 破綻する医療保険
6章 衰退する家族
7章 教育の経済学
8章 さらば「霞が関封建制」
9章 会社主義の終わり
10章 脱社会主義のすすめ・資本主義のすすめ
文庫版のための最終章 「国家の終わり」の始まり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びーちゃん
3
著者は,成蹊大学教授。資本原理主義の立場から,官僚,年金,医療保険,生活保護,終身雇用などを日本型社会主義として批判する。そして,徹底した民営化により,政府の役割を市場の管理に限定すべきであるという。ここまで一貫して資本原理主義で語られると気持ちよい。ただ,情及び人間の根源的不平等を軽視しているように感じる。人間はそこまで他人に冷酷になれるのか,ならなければならないのか。評価42011/07/13
haniokasai
1
無駄に例え話が多い割に鋭くないものを使う。 肝硬変とか云々 筆者は新自由主義論者のよう。2019/07/03
アブストラ
1
フリードマン的な経済自由主義を説く本。「経済成長と人口増大が終わった以上、どうしたって社会主義は続けられない」というのが主たるメッセージ。そうなのだろう。2013/03/10
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