出版社内容情報
なぜあの会社は続くのか?
長寿企業の経営を徹底解剖!
グローバル化、デジタル化など環境の変化によって、多くの企業が退場を余儀なくされています。変化が激しい時代にもかかわらず、生き残り続ける企業はどこがすごいのか。100年以上続き長寿企業にスポットを当て、生き残り続ける経営の秘密を多方面から解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Great Eagle
8
老舗企業と同族企業経営などは、保守的で成長性がとぼしく負のイメージを持ってしまいますが、この本によるとむしろ経営指標のパフォーマンスは悪くないらしい。確かに長期的な経営姿勢や取締役会に創業家出身者がいることで、サラリーマン社長が失敗を恐れて判断しない経営よりむしろここぞという際には明確な判断を下せるメリットもあるのかもしれませんね。2019/09/23
帯長襷
3
「成長性より継続性」を重視するのがファミリー企業。現代のビジネスのモノサシでは弾かれそうだが、「何を提供するか」より「なぜこれをやるのか」が大事なので、家、社員、共同体の生活の安定が第一であれば、自ずとその選択になっていくだろう。財務指標も当然に安全性が高い。一貫しているから、大きな転換点を迎えたときに一気に「一貫した規則で変わるのか」を知りたいかな、このコロナ禍で。2021/02/07