人口戦略法案―人口減少を止める方策はあるのか

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人口戦略法案―人口減少を止める方策はあるのか

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  • サイズ A5判/ページ数 557p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532177102
  • NDC分類 334.3
  • Cコード C0033

出版社内容情報

・フィクションでしか描けなかった、日本の人口減少問題の衝撃的な現実――。
・「『小国』に向かう日本」――。海外のシンクタンクが、日本政府の「一億人国家シナリオ」を非現実的とするレポートを公表した。危機感を抱いた内閣府の百瀬統括官や野口参事官は、発足したばかりの佐野首相の指示もあり、人口問題の現状分析(勉強会)と解決のための政策策定に動く。そこで、明らかになるのは、日本の人口問題の深刻な現状と、解決の難しさだった。
・政府内に設けられた「人口戦略検討本部」は、多くの識者の意見を聞き、また議論を重ねて「子ども保険」という画期的な着想を得る。実現に向け法案成立に動き出すが、そこには様々な障害が立ちはだかり……。ミスター介護保険の異名を持つ著者が、豊富な政策現場の経験をベースに、人口問題を真正面から論じたあまりにリアルなストーリー。人口急減の危機に直面する日本人に、厳しい現実を突きつけるとともに、未来の希望を提示する。

内容説明

202X年、海外のシンクタンクが、日本政府の「一億人国家シナリオ」を非現実的と評するレポートを発表した。強い危機感を抱いた内閣府の百瀬統括官や野口参事官は、新政権の目玉政策立案に向け、人口問題の勉強会を立ち上げる。そこで専門家から突き付けられたのは、急激な人口減に直面したこの国の、あまりに厳しすぎる現実だった。このままでは日本の国力が大きく喪われてしまう…。政府内に設けられた百瀬らによる「人口戦略検討本部」は、現状を緻密に分析、多くの議論を重ねて、ついに抜本的な改革案にたどり着く。だが、その行く手にはさまざまな障害が…。

目次

Prologue 衝撃の海外レポート(202X年8月上旬)
第1章 一億人国家シナリオの行方
第2章 高出生率国と低出生率国の違い
第3章 出生率向上のための「3本柱」
第4章 「地方創生」と「移民政策」
第5章 議論百出の人口戦略法案
第6章 波乱の「人口戦略国会」
Epilogue 「始まり」の終わりか、「終わり」の始まりか―その後の動き(202Y年7~9月)

著者等紹介

山崎史郎[ヤマサキシロウ]
1954年、山口県生まれ。78年に東京大学法学部卒業後、厚生省(現・厚生労働省)入省。厚生省高齢者介護対策本部次長、内閣府政策統括官、内閣総理大臣秘書官、厚生労働省社会・援護局長、内閣官房地方創生総括官を歴任した後、2018年7月から21年11月まで駐リトアニア特命全権大使を務めた。その間、介護保険の立案から施行まで関わったほか、若者雇用対策、生活困窮者支援、少子化対策、地方創生などを担当した。2021年9月、リトアニア政府から功績により外交スター勲章を授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひこうき雲

53
お金の問題が多く論じられてるけど、そもそも今どき富裕層でも、子どもそんな多く無いよね。子どもは欲しい(自分の時間や楽しみが削られなければ)っていう人も多くなったんじゃないかな。つまり少子化は、社会全体では問題だけれども、自分にとっては正しいという。2023/02/05

rosetta

26
作者は元厚労省で介護保険の成立を手掛けたりした人。現役の時に少子化への対策に手をつけられなかった悔いとしてこの本を書いた。グラフや表が多用され注も沢山。小説の体をしているが内容はレポート或いは提言。500頁を超える本だが少子化対策は多方面からのアプローチが必要なためこれでも素人にわかる様な新書の内容だと思う。まず何より子供保険だろう。介護保険なんか払いたくもないが次世代の子育ての為の保険を払うことに独身未婚として吝かではない。というか今の子育て支援は雇用保険適用で非正規や無職に適用がないことに驚き2024/01/12

HMax

26
未来への投資をしよう!!人口減少は坂を転がり落ちるように進む。大都市圏に住んでいると減った方が通勤が楽になると思っていたが、全力で人口増に取り組んで、やっとその程度が維持できる。放っておくと「老人ばかりの小国」となる。豊富なデータに裏付けられた施策の数々、子供が欲しいのに持てない状況を無くす施策は即実行してい欲しい。老人ばかりの小国となってもAI、ロボットで対応可能かもしれないが、小国となってしまっては自国で開発することが出来ず衰退が進む。BCPとして小国になることを前提にした国家戦略を考える必要がある。2023/08/05

Mc6ρ助

19
官製少子化対策「三年間抱っこし放題」への心配は杞憂、さすがは元厚生官僚、これだけのものをイメージしてくれてるのは頼もしい。でも男性稼ぎ頭モデルやワンオペ育児に対して育児に専任するための子供保険という発想では、女性が曲がりなりにも一人で生きられ結婚や育児がリスクとなる今のこの世の中それを選択するのは難しいと斬って捨てたい(いわんやシングルマザーとなるリスク、いや、爺さまの推測だけど)。もっと労働条件等のジェンダー平等や若者の日本の未来への不安に踏み込めと思うけれども、それでも、これはこれで間違いなく良書。2023/03/16

まさおか つる

18
人口減少はこれからも続きます。いや、もっと深刻になります。将来世代は、その困難に立ち向かわなければなりません。そして、その世代が結果を残せなかったとすれば、その次の世代が、この長期にわたる挑戦を引き継いでいかなければなりません。/そのことを思うと、私たちが決してあきらめず、逃げずに苦闘した姿は、彼らをどれほど勇気づけることでしょうか。そして、それが、現在を生きる私たち世代と将来世代との間の「共感と連帯」を、どれほど強めることでしょうか。2023/05/13

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