戦場としての世界―自由世界を守るための闘い

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戦場としての世界―自由世界を守るための闘い

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  • サイズ A5判/ページ数 523p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532177096
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

日本に迫られる決意と覚悟!
戦略的ナルシシズムから脱却せよ!
安全保障担当大統領補佐官を務めた卓越した戦略家が、中国、ロシアなどの攻勢・企てに警鐘を鳴らし、 世界のリアリティを伝えます。

陸軍に34年在籍、第26代の米国家安全保障担当大統領補佐官を務めた卓越した戦略家が教える、「世界のいま」を理解するための「生きた教科書」。自らの戦場体験、徹底したリアリズム、骨太の歴史観をもとに、自由世界を守るための考え方を説き、日本語版序文では、バイデン政権が過去の政権と同じ轍を踏む可能性を厳しく警告します。
30年以上に及ぶ米陸軍での経験、歴史家・戦略家としての見識、かつ有能な現地司令官、米軍での教育訓練担当としての自らの経験を踏まえて、危機感を込めて「戦場としての世界」の実態を語り尽くします。歴史家でもある著者が本書を通じて伝えるのは、「歴史から学ぶことこそ最も重要」というメッセージです。

著者は、米国の歴代大統領をはじめとする指導者たちが陥った誤りを明らかにします。「戦略的ナルシシズム」と「自信過剰」「断念」による「慢心」から、相手の思考、戦略を見失い、現実から遊離した意思決定を繰り返してきたと強く批判。バイデン政権も過去の政権と同じ過ちを犯す兆しがすでに現れていることに強い警告を発しています。

著者は、錯綜する世界情勢を分析し、自由と民主主義を守るために何が必要か語ります。本書には中国との激烈な競争の始まり、漂流するアフガン・イラン問題・中東情勢や、プーチン・ロシア、北朝鮮など、現在および今後の世界情勢を理解する上で不可欠な視点が豊富に含まれています。読者は、著者の「戦場としての世界」に対する認識を通じて、我々が日々生活をしている世界は、じつは、各国の利害が衝突し、互いにせめぎ合っている「戦場」でもあるということを突きつけられます。

内容説明

冷戦の終焉後の歴代政権にわたり、アメリカの外交政策は誤った認識から首尾一貫性を欠き、実行力も乏しかった。独善的な「戦略的ナルシシズム」に染まり続け、戦略上の失敗を重ねてきた。その結果、アメリカと自由世界はパワー、影響力両面でライバルに後れをとることになった。一方、中国の台頭と影響力の強まり、プーチン・ロシアの情報工作、核の拡散、ジハード主義者のテロリズムなど、安全保障、自由、繁栄に対する脅威が高まっている。自由世界を守るために、中国、ロシア、イラン、北朝鮮に、アメリカと同盟国はどう対処すべきか。トランプ政権2代目の国家安全保障担当大統領補佐官を務めた著者が、34年に及ぶ米陸軍での経験、歴史家・戦略家としての見識を踏まえて、アメリカ外交・安全保障政策を検証し、アメリカが日本をはじめとする同盟国と力を合わせ、中国・ロシアなどライバル国に対し戦略的な優位性を向上し、競争で優位に立つために必要な道筋を明確に示す。

目次

第1部 ロシア
第2部 中国
第3部 南アジア
第4部 中東
第5部 イラン
第6部 北朝鮮
第7部 アリーナ

著者等紹介

マクマスター,H.R.[マクマスター,H.R.] [McMaster,H.R.]
スタンフォード大学フーバー研究所のフアド・アンド・ミシェル・アジャミ・シニア・フェロー(上級研究員)。同大学ではフリーマン・スポグリ研究所のスーザン・アンド・バーナード・リアトゥ・フェロー(研究員)およびスタンフォード経営大学院のレクチャラー(講師)を兼務している。ワシントンのシンクタンクである民主主義防衛財団の軍事的・政治的影響力分析センターの諮問委員長、同じくハドソン研究所の日本部長にも就いている。1962年生まれ。ペンシルベニア州フィラデルフィアの出身

村井浩紀[ムライコウキ]
1984年、日本経済新聞社入社。ヒューストン、ニューヨーク、ロンドンに駐在。経済解説部長などを経て2018年から日本経済研究センター・エグゼクティブ・フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

33
アメリカを中心にして語る現代史とでもいうべき内容で、ブッシュジュニア以降、オバマ、トランプが世界戦略について、どういう判断をして、その結果がどうであるかを地域や国ごとに解説した本。非常に興味深い内容で、アメリカ民主主義の在り方によって、世界の戦争地域の様子が大きく変わっているという事実、こうしておけばという反省を中心として、アメリカの傲岸さ、勝手な期待などが、紛争になんら解決をもたらさなかったことが痛烈に批判されていて面白い。あるべき姿が語られるものではないが、国交関係を学べる一冊だった。2023/12/13

てっき

6
以前から読んでみたいと思っていた著者の本。著者は元米NSC補佐官であり、湾岸戦争の(現場的)英雄のマクマスターであり、歴史学者でもあり、軍人でもあり、政策決定の場面にも立ち会った筆者の生の声は一回読んでみたいと思っていた。本書の中身は現役時代の経験を踏まえ、露・中・中東・アジアetcの各国・地域と米国との関係を近現代の幅で分析し、(一般的に他国に対して興味関心が薄いとされる)アメリカ一般大衆に対して情報を提供したもの。非常に重厚な中身であり、読むのが一苦労だが、一読する価値はあった。2021/10/29

バルジ

5
元国家安全保障担当補佐官マクマスターの語る現代国際政治といった趣だが戦略論としても非常に有用な一冊。。殊に中東やイランといった著者の専門分野の章はアメリカの政策決定権者の見方を窺い知るのに最適。また本書の肝は何度も登場する「戦略的ナルシシズム」であろう。これは自分達の思い通りに物事が進むと過信し、一方の当事者の決断や行動を全て排除する思い込みにも似た思考である。この実例は枚挙に暇がない。著者はこの点を各章でアメリカの外交安保政策の悪弊として何度も登場させる。しかしアメリカだけでなく日本にでも見られるだろう2024/01/14

まし

4
アメリカを中心とした近代史が俯瞰できる。またアメリカを中心とする自由主義体制が優位を持って紛争を回避し安全保障を確保するための考察も冷静に判断されていると思う。ただその先、世界中の権力者、指導者が、そして私たち自身が「自国の領土と民衆」と「それ以外」の構図で捉えるのやめない限り紛争は永遠になくならない。今後の課題として地球温暖化と教育が提示されてるけど、これらが国家体制を越えて地球全体の課題として認識されるようになるといいのだけど。 2023/07/15

サネマル

3
軍人でもありながらも歴史を勉強してきたマクマスター氏の世界を見る目は非常に興味深く、改めて歴史的背景を理解しながら事象を見ることは大切だと思い知らされた。北朝鮮がミサイルを打ったり、ロシアがウクライナに進軍?の事態が生じているが本書のおかげで事態を色んな視点から考えられている。大局的には教育が大切、歴史を学べ、というのが彼の主張だろうな。引用:戦争は政治的なもの 戦争は人間的もの 戦争は不確実である 戦争はそれを遂行する意志の強さをめぐる競争である2022/02/23

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