出版社内容情報
9割の学生が「AIに就職先を相談したい」
乗換案内の結果、グルメサイトの評価、
そして検索エンジンの導くサイトも疑わない。
もはや、人間は考えることを望んでいない?
では、「自分で考えること」を手放さないのは誰なのか?
失敗を許容しない社会で「意思決定」はどう変わるのか?
内容説明
9割の学生が望むAI進路相談、誰も疑わない検索エンジン、善意の監視とパノプティコン…「自分で考えること」を手放さないのは誰か?失敗を許容しない社会で変わりゆく意思決定を解説。
目次
第1章 意思決定を放棄する私たち―なぜ自分で決めないのか?(失敗の練習場は失われた;可視化システムと二律背反 ほか)
第2章 能力の外部化の果てに何があるのか―記憶、決定、体験(労働も移動も伝達も面倒くさかった;ブラック企業が与えるもの ほか)
第3章 企業が主導する「倫理」―誰のためのシステムか?(マーケティング用語としての「AI」;強いAI、弱いAI ほか)
第4章 みんなが怖がる監視社会は本当に怖いのか(『1984』に学ぶ監視社会;ベンサムのパノプティコン ほか)
第5章 未来はどうなるのか(人間を超越するAI;音楽界を変えた初音ミク ほか)
著者等紹介
岡嶋裕史[オカジマユウシ]
中央大学国際情報学部教授。1972年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所、関東学院大学経済学部准教授、関東学院大学情報科学センター所長を経て現職。専門は情報ネットワーク、情報セキュリティ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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