出版社内容情報
デビューから半世紀以上、日本を代表する国際的バイオリニストとして今も演奏活動を続ける前橋汀子さんが数奇な運命を経た自身の音楽家人生を回顧し、現在地を見つめる。その半生は戦後日本に欧米と遜色のないクラシック音楽が定着していった時代の記録として貴重だ。ロシア革命の混乱期に来日した帝政ロシア貴族出身の小野アンナに5歳で師事し、斎藤秀雄から直接手ほどきを受けた最後の世代。冷戦下にロシア語を学び、レニングラード音楽院が共産圏以外から初めて留学生を招くことになった第一号となり、「ロシアの魂」を肌で感じる体験をその後の自身の音楽の根本に据える。その後は、戦後のクラシック音楽をリードしたNYのジュリア-ド音楽院に学び、スイスのヨーゼフ・シゲティのもとで研鑽をつんで国際的に活躍。ニューヨークのカーネギーホールデビューはストコフスキー指揮のアメリカ交響楽団で1970年。ケンペ指揮のロイヤル・フィル管弦楽団の米国ツアーに同行、メータ指揮のイスラエルフィルでミルシテインの代役を務め、その後もベルリン・フィル、ハンブルク交響楽団、フランクフルト放送管弦楽団、バイエルン交響楽団、ロンドン・フィル、フランス国立管弦楽団、クリーブランド管弦楽団、レニングラード・フィルなどにソリストとして参加。共演者はサバリシュ、エシェンバッハ、マゼール、小澤征爾と錚々たる顔ぶれだ……コロナ禍で一時中断していたコンサートを秋から再開させる。本書の第二部では、演奏家としての楽曲の思い出を綴り、第三部で人生最大のミステリーと語るロシア留学について、その時代背景と意味をロシア文学者の亀山郁夫さんと語り合う。どちらもクラシック音楽ファンには垂涎の読み物となっている。
内容説明
冷戦下の“奇蹟”のソ連留学、数々の運命的な出会い…半世紀以上、国際的に活躍してきた日本を代表スるヴァイオリニストが、日経新聞「私の履歴書」連載を機に、演奏家としての原点を見つめ直した随想集。ロシア文学者・亀山郁夫氏との対談も収録。
目次
1 私の履歴書(ソリスト;両親;四歳で始めたヴァイオリン;アンナ先生;大泉の家 ほか)
2 愛すべき楽曲とともに(ヴィヴァルディ 「四季」;チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35;ベートーベン ヴァイオリンソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」;メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64;シベリウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47 ほか)
3 ソビエト・ロシア経験と人生最大のミステリー(対談 亀山郁夫)
感想・レビュー
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おとん707
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