出版社内容情報
人生や仕事の成否は、どこまで「運」に左右されるのか。歴史や経済などの様々な事例を紹介しながら、偶然を味方にする方法を考える。
内容説明
就職や結婚、ビジネスから、政治・経済、国際情勢まで…。世の中のあらゆるものを決定する謎のメカニズムは、どのようなものか。多くのエピソード、様々な知見から「運と偶然」の本質に知的に迫る。
目次
第1章 偶然、確率、そして運
第2章 ビジネスの成功、不成功を決めるもの
第3章 株価や経済はなぜ予測できないのか
第4章 神はサイコロを振らない
第5章 歴史は偶然が作り出す
第6章 人生の運、不運
著者等紹介
植村修一[ウエムラシュウイチ]
評論家。専門は金融論、リスクマネジメント。1979年東京大学法学部卒業後、日本銀行入行。調査統計局経済調査課長、大分支店長、金融機構局審議役などを経て退職。民間会社や(独法)経済産業研究所に勤務ののち、2013年~18年大分県立芸術文化短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
4
割と新しめの本。成功や失敗にはいろいろ理由を考えたくなるけど、偶然とも考えるようにしよう。自分に都合よく考えガチになりそうだけど…。2020/06/08
takao
2
ふむ2022/12/08
人生ゴルディアス
2
海外翻訳ものの本なら、現地市場での選別、さらに出版社による選別を経て日本に届く。その意味で日本人著者の本はあまり手に取らないようにしている。本書も悪いとまではいわないが、このレベルだと多分翻訳されて日本の市場に並ばないよな……と思う。総花的で深いことを何も言ってないというか、言及する範囲が広すぎて、単なる著者の読書録を運とか偶然のワードで無理やりくくってるだけに見える。で、運とか偶然ってなに? と聞かれたら、本書には何の答えもない。問いと、分析と、結論が無い。あまりお勧めはしません。2020/07/04
zikisuzuki
1
成功や失敗の結果に対して人は色々な評価をするけれどそれは運によるものがかなり大きい。成功する因子理由はもちろんあるけれど、それは成功したから分かることも多い、後付けのバイアス。そのほか人の思いこみバイアスについて、運を左右する確立論など基本的な解説から著者本業の経済について、更に歴史や戦争の勝敗についても因子と偶然が影響した部分を面白く解説している。大数のバイアスとか色々な場面で役に立つと思う。2019/12/07
with plants
0
引用文献が多く、有益な情報が多かった。2025/03/21