出版社内容情報
世界の政治と経済が欧米からアジアへシフトしつつある大きな動きをFTのコラムニストが圧倒的な取材力で描いた力作。
内容説明
イースタニゼーションは、アジアにおける富の増大と国際的な力の均衡に変化をもたらす今日の最重要トレンドだ。この西から東への巨大なパワーシフトは、世界中の人々の人生と国家の命運に決定的な影響を及ぼしつつある。いまや中国は問題を抱えながらもアメリカの覇権に挑み、日本、北朝鮮、インドなどアジア各国の野望もまた全世界を揺さぶる可能性がある。一方、西側各国は経済の低迷とポピュリズムに苦闘し、アラブ世界は混乱を極め、ロシアは超大国として復活を切望している。著者は、錯綜する世界の動向からイースタニゼーションの奔流を捉え、21世紀の国際政治の輪郭を浮き彫りにする。
目次
第1部 アジアで進行するイースタニゼーション(ウェスタニゼーションからイースタニゼーションへ;戦争のリスク;中国はもはや隠さず、待たず;アメリカのピボット;日本と韓国のジレンマ ほか)
第2部 アジアを超えて進行するイースタニゼーション(アメリカの覇権への疑問;中東―崩壊する西側の秩序;ヨーロッパの固く閉ざされた窓の隙間;東に舵を切るロシア;東西の境界となる国々 ほか)
著者等紹介
ラックマン,ギデオン[ラックマン,ギデオン] [Rachman,Gideon]
フィナンシャル・タイムズ紙チーフ・フォーリン・アフェアーズ・コメンテーター。英国生まれ。英BBCや英エコノミストなどを経て2006年フィナンシャル・タイムズに入社。同年、現在の外交関係の論評責任者に。2016年政治分野のジャーナリストとして英オーウェル賞を受賞
小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TK39