大友落月記

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大友落月記

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532171476
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

望まぬ戦もせねばならぬ。お家の分裂を防ぎ、領土と民を守るため。 乱世を「武に生きる」男たちが命を賭して貫き通したものとは?「新人離れしたデビュー作」と各紙誌が絶賛した『大友二階崩れ』のその後を描いた新作が早くも登場。「泣く英雄」を描いた前作に対し、「武に生きる」男たちがやはり「義」をめぐり繰り広げる熱き物語。大友義鎮(のちの大友宗麟)が当主となった「二階崩れの変」の6年後、強大化した大友家に再び熾烈なお家騒動が出来。通称「小原鑑元の乱」を重臣たちを通して描く。
物語を引っ張るのは『大友二階崩れ』の主人公の長男。当主・義鎮が「政」より美と女を重んじた結果、「二階崩れの変」を平定した重臣たちと当主との間に権力の二重構造ができあがり、政変が勃発する。
前作で描かれたのは「義と愛」だったが、今作はもうひとまわりスケールが大きく、一寸先は闇の乱世における「義と利」「情と理」のせめぎあいがダイナミックに描かれる。一貫して流れているのは戦国の世とは言え、誰も戦を望んでいないこと。やむなく戦に臨まねばならなくなった時、どこで人としての筋を通さねばならないか、を各人各様に考え抜いている姿が描かれ、現代にも通じる普遍的なテーマが隠されている。

第一章 峠道

第二章 武人の約束

第三章 文官たちの戦

第四章 静かな雨

第五章 欠け月

第六章 肥後の王

第七章 月、堕つるとも

赤? 諒[アカガミリョウ]
著・文・その他

内容説明

「二階崩れの変」から6年。弘治2年(1556年)、九州・豊後(現在の大分県)の戦国大名、大友氏が再び分裂の危機に。当主・大友義鎮(後の宗麟)が政より美と女を重んじたため、一部の重臣たちが内政をほしいままにし、家中の不満は暴発寸前。外敵に目を凝らす武将たちも、やがて熾烈なお家騒動に巻き込まれていく。戦は止められぬ。戦は勝たねばならぬ。乱世を生きる男たちが下した究極の決断とは。

著者等紹介

赤神諒[アカガミリョウ]
1972年京都市生まれ。同志社大学文学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、上智大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。私立大学教員、法学博士、弁護士。2017年、「義と愛と」(『大友二階崩れ』に改題)で第九回日経小説大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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巨峰

46
仁に生きた名将の滅び。それにしても、人を門地や容貌で区別することの愚劣さに、誰も気づかなかったのか。2021/04/18

Kiyoshi Utsugi

33
大友庶家である同紋衆と大友氏が豊後国へ来る以前からここに領地を持って住んでいた武家である他紋衆の間の争いで、肥後国の方分で力のあった小原鎮元を担いで起こしたもの。 同紋衆の一人であり吉弘鑑理の嫡男の賀兵衛は、小原鑑元の娘である杏に恋心を抱いたことによって、同紋衆と他紋衆の間に立たされることになります。 最後は戸次鑑連によってこの大乱は平定されるのですが、赤神諒氏独自の解釈を加えて物語は非常に面白いものに仕立て上げられています。 最後、小原鑑元一族のものが亡くなるシーンは思わず涙が出てきました。2021/10/17

ue3104

13
九州地方の戦国大名の1人、大友家のお家騒動の物語。いつの時代も組織内の権力闘争があり、それに巻き込まれる人たちは大変だ。 自分の意思とは関係なく、内輪揉めの総大将に押し上げられた2人の武将は、互いを知り尽くしていて、その実力を認め合っている間柄。ぶつかり合っても、それぞれが目指したのは同じ「大友家の存続」であり、互いの武士としてのプライドを守ること。男でした!こういうリーダーにならなくてはというお手本。2019/05/18

Ayako

10
大友シリーズ一作目『大友二階崩れ』から6年後、主人公の青年・吉弘賀兵衛の目線で再び起こったお家騒動が描かれる。登場人物は多いが、各人の人となりが丁寧に描かれているので、感情移入しやすかった。自分の希望とは裏腹に、闘いに巻き込まれていく乱世であっても、己の信念を貫き通す武将達が魅力的だ。また本作は、こうした人々との関わりを通して大人になっていく賀兵衛の成長記録とも言えるのでは無いだろうか。大友シリーズ、まだまだ続いて欲しい!2018/10/18

つけ麺部長

6
赤神先生の作品を続けて読みました。後半は大いに盛り上がります! それにしても大友家は優秀な家臣が多くいたのですね。知りませんでした。家臣のキャラが立っていて、読んでいて面白かったです。それにひきかえ、武士としての主君の凡庸さが際立ってます。内乱が続いて国力が低下したのは歴史が証明してますね。赤神先生のデビュー作も読んでみます。2019/05/19

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