李世民〈下〉貞観篇

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532171186
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

李世民は唐の二代皇帝となり、元号を貞観とした。後に「貞観の治」と称えられるこの時代は、様々な制度が整えられ、優れた人材の意見が取り入れられて、社会は安定した。だが、皇帝世民は後継者選びに深く悩み、また高句麗の無礼に怒って自ら出征するが…。

著者等紹介

塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年、倉敷生まれ。大阪で育つ。同志社大学文学部卒後、印刷会社に勤務しながらイラストレーターとしても活躍。96年、『霍去病』(河出書房新社)が一躍注目を浴び文壇デビュー。2011年発表の『煬帝』(日本経済新聞出版社)で、第一回歴史時代作家クラブ作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koba

71
同じく、挫折2015/03/24

R

22
李世民が二代皇帝となり、没するまでを描いていました。唐にとって、敵は身内が最大であったのだろうかと思うような物語。優柔不断な父、不満を持つ兄弟、それらを滅ぼして皇帝の地位についてからも、息子たちとのいざこざがありで哀しい。そうかと思えば、内助の功と言って差し支えない皇后の賢妻っぷりが見事で、それに救われたり、それゆえに悩んだりという人間味あふれる内容で面白く読めました。痛いことを言う忠臣の大切さが、物凄くわかる物語だと思いました。2017/11/25

不羈

14
歴史を時系列に辿ってくれて改めて当時の流れが良くわかる。(上巻の感想でも書いたが、淡々とし過ぎているキライはあるが・・・。)これを読んだ後に隋唐演戯を再読すると良いかも。2013/06/21

ロッキーのパパ

13
下巻に入っても歴史的事跡の詳細な描写が中心で、小説として楽しめなかった。部下にも小説の題材になりそうな人物がいるのに素材を活かしきれていない気がする。ただ、長孫皇后の人柄や後継者争いなどはちょっと面白かったかな。ラストも李世民の死でバッサリと終わり、余韻が感じられない。長孫無忌や?遂良の運命を暗示するようなエピソードを入れるなど、その後をにおわせるような終わり方もよかったんじゃないかな。2013/05/02

Ryuji

4
★★★☆☆下巻は皇帝即位から亡くなるまで。李世民の良さは人しての能力の高さも当然あったのだろうが、それ以上に人の用い方とその人達の話を聞いたということか。それにしても息子達が残念、ただ駄目な息子に世襲させなかったところがまた凄いのかもしれない。次は煬帝についての本を読んて見たい。2014/08/10

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