明智左馬助の恋

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  • サイズ B6判/ページ数 445p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532170769
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

明智光秀の義理の息子、左馬助の秘めた恋と、「本能寺の変」のもう一つの意味を描く。
『信長の棺』『秀吉の枷』に続く本能寺3部作の完結編。すべての謎が今明かされる!

内容説明

武士の本懐を貫いた義父・光秀と潔く爽やかに散った男が、命を賭して生涯守り抜いたものとは…。『信長の棺』『秀吉の枷』に次ぐ一挙書き下ろし750枚。「本能寺」三部作完結!真実は敗者の側にある。

著者等紹介

加藤廣[カトウヒロシ]
1930年東京生まれ。新宿高校から東京大学法学部に学ぶ。中小企業金融公庫京都支店長、調査部長を歴任。山一證券に転じ、同経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師など。2005年に『信長の棺』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

48
明智配下の左馬助を主人公にして、明智光秀謀反のくだりを描いた小説でした。本能寺の変界隈をテーマにした3部作の最後ということで、謀反を起こした明智の側から信長を見て、その当時の情勢を見てという内容が面白かった。実直で生きるのが下手といった感じの光秀が、四苦八苦しながら信長と付き合っていくんだが、うまくいかないという状況を利用された、謀った人物というものを描いたところが面白い。細川を物凄く悪くしているのだけ残念だったけども、もしかしたらこうだったのかと考えられる楽しさがあった。2020/11/23

あかは

45
三部作ラスト。明智側から本能寺の変を読むのは初めて。なんか、信長派だと思っていたけど、もうそうは言えないな。光秀の真っ直ぐすぎる性格、清々しいけれど、苦労も人一倍ではなかったか。ましてやあの秀吉がライバルでは。佐馬助の最期は見事としかいいようがない。もう少し明智関連を読んでみたくなった。2016/10/23

冴子

31
「麒麟がくる」で間宮祥太郎が演じている明智光秀の従兄弟、明智左馬助を主人公に、織田家に仕え、本能寺の変までを歴史上に残された様々な文書を参考に描いている。私は織田信長が好きではないので、彼に反旗を翻した光秀を魅力的な人物と思うが、本能寺の変の裏に潜んだ朝廷、公家、そして秀吉の陰謀が大変面白かった。信長は決して光秀を嫌ってもおらず、虐げてもいなかったのかもしれないなぁ。幼馴染の妻への愛情が素晴らしい。2020/12/03

つーこ

21
この題名だけでキュンときますよね。そして話もかなり好きでした。現在でも謎が多い本能寺の変。一体誰が光秀の裏で糸を引いていたのか?やっぱ近衛なのかな〜?とか考えるのも楽しい。とはいえ、3部作の中で一番歴史小説!という堅苦しさがなく読みやすかった。2013/04/03

KAZOO

16
上巻に引き続いて下巻もすぐに読んでしまいました。上下に分かれている本は比較的長い時間がかかるのですが、読みやすさをうまく引き出してくれています。たまたま私のほとんど知らない主人公でしたので、次はどのようになるのかなあ、と先を楽しみに読みました。然し、本能寺の変をこのように見方を変えて三部作にするとはこの作者の手管に感心しました。2014/04/09

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